第50話 ……エピローグへ続く

 宴は翌朝まで続いたが、巫女真人は終いまでは居らず、早暁、イシュクンディナヴィア半島に戻り、祠の狭き閑居に祈る。一生を巫女として、聖の聖なるいゐりゃぬ神に捧げると誓い、以後、ほとんど外へ出ることはなかった。まったくなかった訳ではないが。

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