第2話 告白

ある放課後の事だった。

突然呼び掛けられ、振り返ると背の高い中山宏和がいた。

彼は今サッカー部のキャプテンをしている。


「大林さん、、少しいいですか?」


「はい。どうしました?中山先輩!?」


「実は俺ーー随分前から、あなたの事が好きでした。俺と付き合ってくれませんか?」


初めての告白だった。


「ありがとうございます。突然だったので、気持ちの整理がつかず、後日改めてお返事させてください」


私は今頬を赤らめているのだろうか。

緊張して顔が暑い。

顔から火が出そうだ。


「よろしくお願いします」


本音を言うと人気者の彼に告白された事で、鼻が高かったし、すぐにでもお付き合いしたかったのだが。

突然で気持ちの整理がつかないのも事実だった。

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