第百九十四話:閑話
「ミスティア様、貴方様の言う私の巨人とは、何を指しての比喩なのでしょう? 私は……私という人間は、どんな何が優れていますか?」
「
「…………?」
「おや、虹が出てきましたね」
と、まるで視えているように空を見上げたシュリフの、視線の先を追うと――そこには雨もないのに鮮やかに現れた、まるで雲のように青色の空に間延びしてどこまでもどこまでも広がる、輝く虹色の光があった。
口をあんぐりと開けたリプカの横で、シュリフはぽつりと呟いた。
「魔王が目覚める」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます