第2章 友価(友達の対価)
「いいですかい?」と白州先生は、授業を続けるのだが、今朝のことが気になるし、変な称号を貰って精神的に大ダメージを受けて授業どころではなかった。そのせいで御咲は、一日中情緒不安定気味になっていた。「私の過去」について学校の帰りに1人悩んでいた。今の生活は、記憶を無くした時から1から積み上げたもの。だが、自分の記憶を無くした以前の記憶を知ってしまうと、今の生活を続けることが出来なくなってしまうのではないか。ならば前の自分を知らない方が良いのではないか。そんな事を考えて否定し、その考えを否定をしている。そんなことを繰り返し考えている。今、思うと人生の岐路とは、こういうことを言うのだと思う。そんな中、あの手紙を見た日から3日経ってのことだった。「どうしたの?最近変だよベイビーステイ」と話しかけてきたのは、目鼻立ちがしっかりしていて、少しボーイッシュな感じのクラスメイト
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