第2話 陰謀と崇拝

 コレは数時間前、会議中の切り抜きみたいな物だ。



「で? 天界は大丈夫そうなの?」


「7大罪、ですよね。 ウチは光の加護と同じ結界で天界属性以外の侵入を拒んでますからね、色欲以外の侵入は大丈夫です。 色欲もそこまで大きな権限を使うわけではありませんし。 それよりも悪魔族の損害が大きいそうですよね?」


「あ〜 まあね〜 憤怒が来るなんてホント困っちゃうよ〜 私が出向けた戦場は大丈夫なんだけど、手が回らない深いところはかなりピンチ。 魔種の方もかなり大きく攻められてるそうだけど大丈夫?」


「ああ、ウチは8騎将が俺の回れないところ対処してくれてるから言うほど損失でてないよ。 それより不味いのは獣種と虫種だろ、たしか獣王ん所はグレナ潰されたんだろ? 虫種も森が一つ持ってかれたらしいし」


「まあな〜 ウチは嫉妬の連中だから持ってかれる物はホント徹底的に持ってかれちゃったよ。 特にグレナの街は主要の交易都市だからだいぶ痛いかな〜」


「ウチは怠惰だから見た目ほどの被害はなくて自然がだいぶ持ってかれちゃったけど失業者は出ても補えるレベルだよ。 ただ食糧事情がかなり厳しくなっちゃったかな、ホラ虫種って主食植物でしょ?」


「その点龍種は良いよね〜 みんな強くて弱いのが居ないんだもんさ〜」


「ん? いや、そうでも無いぞ? ワシの所は貪食なんだけど、どうにも若い衆が食われるたびに連中が強くなりよるんじゃよ、この感じだと遠く無い未来にゃ経験豊富な連中もコロコロ逝っちまいそうな感じよ。 若い衆が減って種の存続も怖くなってきたしで、どうしたもんかの〜、」


「ありゃ、そりゃ珍しい状況になったもんね? そんなの500年来じゃ無い?」


「そうじゃの、困った連中じゃわい、、、 ただ、ワシより困っとるのは、、、」


「うん、そうだね〜 1番大変なのはヤッパリ、、、」


「ああ、そうだね。 やっぱヤバいのは人間か〜」


「、、、いや、マジでよ。 傲慢って何だよ、少数精鋭とかふざけんじゃねえよ、無理に決まってんだり、アイツら一人一人が団長クラス上回ってるとかどうなってんだよ、、、 リーダーに関しちゃ俺、勝てなかったじゃねーかよ対一で、」


「そ、そうじゃの〜 傲慢の連中だけ明らかに異質じゃよな〜」



 7大罪とゆうのはここ数年で急増した7つの反乱勢力で弟子連中の国だけを必要に攻撃している集団の名称だ。


 目的も先導者も一切不明、分かっているのは7つの名を持つ部隊で総司令を取るもの以外、全員が現存する生物と全く同じ機関を持っているだけであるとゆう事だけ。


 そんな異質な連中に、7人は全員がかなり悩まされていた。

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