第22話 同刻ねね いーなーーーーーー


同刻、ねね、屋敷の縁側にて茶をすすりながら。。。


「あーちよ姉ちゃんお嫁に行っちゃったかー。私はどうなるんだろーなー。素敵な結婚私もしたいなー。いーなー、いーなー、領主の正妻いーなーーーーーーーー。


私ももう少し早く生まれてたらよかったな~~~~~~~、ちよ姉ちゃんばっかりずるいなー。


それにしても私の周りにはパッと目の付く人いないわ~~~~~~~~。


正吉兄ちゃんは頼りがいあるけど、ありゃ周りに仕事押し付けられて損する典型例よね。結婚した後でとんでもない苦労を味わうハメになるのは間違いないわ!!!


源三兄ちゃんは、、、最近どんな本読んでんだか。ニヤリ笑いとか、発言がどんどん気持ち悪くなってるわね。性癖も心配だわ。怖い怖い、ナシナシ。。。


雷太は、うーん・・・イイ奴だし、仕事もできるんだけど、天真爛漫すぎて大人の会話ができないわー。どっちが年上だかわかんないし、イザというとき頼れないんだよねー。


はぁ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~・・・


どっかに容姿端麗で、頼りがいがあって、将来有望で、浮気癖もなくって、教養があって、周りの人たちからも一目置かれてて、私の事を大事にしてくれて、体臭も無くって、○○○○で、××××で、△△△△で、・・・・・・・・・・・・・そんな都合の良い殿方いないかしらーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」


と、かなり大きい声での独り言をするねね。。。


「ん?誰か呼んだか?」

と周りを見渡すサル。


スッタモンダとドタバタがあった上、二人が慶長の仲人の下、二人が挙式を上げるのはここから数年後の話。。。

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