第14話 統一開始

この雄張の国はもう俺の支配下にある。転生で積み重ねてきた知識を元に、国力を上げてきた。同時に精神操作で部下や特定の領民に俺への忠誠を刷り込んでいる。


「さてと、国力もいっぱしになってきたし、仮面衆もそれぞれ達人の域になってきたな。。。そろそろこの国の平定に打って出ようか」

俺は朝日を浴びながら伸びをしつつ、独り言をつぶやく。


・名前:吉豊師→雄田慶長

・年齢:17歳

・神力:794,057,438

・能力:神気操作、精神操作、気配感知、気配隠蔽、活性化、治癒、念話

・備考:元神。人間と比べてはいけない。


・名前:正吉

・年齢:21歳

・仙力:502,939

・能力:仙気操作、精神操作、気配感知、気配隠蔽、活性化、治癒、念話

・備考:オールラウンドプレイヤー、まとめ役、まんべんなくできる事は多い。能力があり人が良いのでよくいろんな人から面倒ごとを押し付けられている。


・名前:源三

・年齢:20歳

・仙力:484,027

・能力:仙気操作、精神操作、気配感知、気配隠蔽、活性化、念話

・備考:スパイ特化。幅広い知識で会話を合わせ、情報を抜き出す。能力は高いがさりげなく正吉に仕事を押し付けている節がある。


・名前:ちよ

・年齢:18歳

・仙力:412,552

・能力:仙気操作、気配感知、気配隠蔽、活性化、念話

・備考:攻撃特化型。あらゆる武器を操りターゲットを仕留める。攻撃特化ながら、人殺しは苦手。


・名前:雷太

・年齢:16歳

・仙力:489,338

・能力:仙気操作、気配感知、気配隠蔽、活性化、治癒、念話

・備考:体術特化型。体術にかけては普通の人間の中では右に出るものなし。初めて会った時は小さかったが、ドンドン大きくなってきやがった。


・名前:ねね

・年齢:15歳

・仙力:393,108

・能力:仙気操作、気配感知、気配隠蔽、活性化、治癒、念話

・備考:後方支援型。治癒能力が高く、念話範囲も一番広い。家臣団での人気高し。カワイイを自覚し、それを武器としている節あり。




「殿、家臣一同集まっております。」


猿顔の少年が報告してきた。コイツにも少しだけ修行をつけ、一般人とは比べ物にならない能力を備わっている。


・名前:日吉➡木下秀吉郎

・年齢:14歳

・仙力:205,877

・能力:仙気操作、精神操作、気配感知、気配隠蔽、活性化、念話

・備考:身体よりも頭脳派。でもちょっとドライなとこ気になるな。


「まずは今河の首を取り、東の不安を取り除く。」


開口一番、俺は配下たちにそう告げた。居並ぶ配下たちは頭を下に向けたまま、「ハッ」と返事をした。事前に準備した地図、武将の情報、兵站などを元に軍議は進んでいく。


「サル。お前は皆の出発より5日程先行して、邪魔そうなのを片付けておけ。戦が始まったら攪乱だ。お前は少数部隊で行動する方が良いだろ?アイツ等(翁・般若・獅子・童子・鬼)を連れて行け、任せる。」

「承知。」


「柴多、第一陣2,000はお前に任す。合図とともに切り込んで行け。情報はサルが攪乱しておくから、何も考えんで良い、全力で突っ込め。あと、佐々木と前多を連れてけ。頭使わねーからあいつらには丁度良いだろ。」

「ハハァ」


「丹和、佐久磨、お主は第二陣だ。それぞれ1,000だ。柴多の軍勢と呼吸を合わせ、左右から襲い掛かれ。」

「かしこまりました」


一呼吸おいて、家臣の顔を左から右に眺める。。。。

「いいか、お前ら。


これから始まる戦は全て俺個人の望みを叶えるためにやる戦だ。お前らはただ俺の願望に巻き込まれて、死ぬかもしれん。


でもな、この国は数百年続いた戦の繰り返しで、国土は荒廃し、民は疲弊し、夢も希望も笑顔なんかもありゃしねー。皆下向いて、世の中を諦めて暮らしてやがる。。。


このつまんねー状況を止められるのは俺だけだと思ってるんだ。

飯食って、屁こいて、クソして寝る。結婚してガキ作って、ジジイ、ババアになって、そいつらが、


「あぁ、色々あったけど楽しかったな、またこの国で生まれ変わりたいな。」


ってポクッと死ぬ。皆がそんな生活を送れる国造りが俺の夢だ。


行くぞ、野郎ども!!!まずは手始めに気持ち悪い貴族趣味の変態を血祭りにあげようぜ!!」


「ウオォぉーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」

イオンがこの地に転生し17年4か月。ここからイオンの怒涛の統一が始まる。

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