第5話 ログ 1-5
【聞こえますか……
反応は激甚だった。
え、だれ、なに、やだ?! ナニコレ?! 。
そういう
彼女はいきなり、天に向かって咆哮を発した。
ある意味予想通りというか、やっぱり歩く
背後から近づき、肩を叩きながら声を掛ける。
どちらも穏当ながら下策だったのがこれで判るだろ? 。
まだまだ浅い業務経験ながらこれくらいの読みはしないとね。
先の通りの
歪みバグッた認知で、恐怖の幻獣と私とを重ね合わせてしまうのが現状の彼女にこのままで接触したら、
つまりこの時点で対処方針は決した。
先の反応の余波で前進を停止し、徘徊動作に移った天森嬢の脇をかすめ前に踏み出し、姿を晒す。
突如視界に出現した正体不明者である私。
一瞬だけ硬直させたその身を、懐から抜き撃ちの要領でこれも官給の呪符で袈裟懸けに祓った。
デバフ退散、効いた? 。
効いたね。
ツルペタピンクの可愛い花柄突っかけ、うん、それ誰が見ても部屋履きだよね。
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