第3話 人格交代の感覚・・・私の場合
本物の多重人格者のことは、知らないが、私の場合の人格交代と呼べる”それ”は、突然に起こる場合もあるが、大体は、ピンチの時にやってくる。
標準の人の感覚で例えるのなら、酔っぱらった時の記憶喪失のような感覚である。
私の場合は、特に酔っぱらっているわけでもなく、”それ”が発動してしまう。
ひとり、二人の時は、まだ感覚的に「あぁ」とわかることも多かったが、一時期は、本当にわけが分からなくなってしまっていた。
気づいたら、精神病院で入院。。。なんてこともあった。
この時が、一番、治療に専念したんではないかと思う。
私的に「アキナ」の存在は、知っていたので問題はなかったのだが、このアキナが結構曲者で、デリヘルをやめてからの彼女は、病院のなかでも交代してきて、やらかしたりと、何かと問題児になってしまった。アキナが一体何をやっていたのかは、誰も教えてくれないため、いまだに不明。ただ、病棟の中での人間関係は、賑やかだった。
結局のところ、私は、精神病棟に4か月くらい入院をしていた。
ただ、その時の記憶は、ほとんどない。。。
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