第4話

 エーダ王子は、赤の王子の兄、つまり王に、大歓待されます。

 金のりんごほかの、王子が継母から命じられたものはすべてゲット。

 そのうえで、王宮に留まるように言われ、しばらく滞在するのですが、その様子は、


「最も快く、魅惑的な快楽の下に暮らした。」


 とのこと。

 最も快く魅惑的な快楽。

 それって、なに。

 もう気になって気になって。原書の、そこだけ調べましたが、単なる直訳でした、あはは。


 まあ、たらふく美食したとか、ショー的なものを見たとか、なんでしょうけど。

 どうしても私は。赤の王子様と、夜な夜な、いいことをしたのでは、と疑ってしまうのです。


 人間に戻れたとき、エーダ王子にキスの雨を降らせた、赤の王子様。馬の姿の時は、「小さい馬」で「大柄なエーダ王子」を乗せていた、のです。なんかこう、騎×位とか、危ない言葉が浮かんできて、困ったもんです。


 そもそも、馬にされたいきさつも。

 絵本では、小さい頃、いたずらがすぎて、と書かれてますが、原作では、馬に変えた坊さんに、何かよからぬ企みがあった、ような書き方。


 もしかして!

 その坊さんは、赤の王子様に横恋慕。でも相手にされないので馬に変えてしまい、脚を縛って、後ろから、なんてね。

 すいません、ビョーキなもんで。半世紀以上、腐れておりますので、どうぞ見逃してやってください。


 というわけで、「金のりんご」については、これでおしまいです。

 私にいけない世界の扉を開いてくれた、この童話を、今後も大切にしていきたいです。

 出会えてよかった!

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プリンスミーツプリンス。腐女子歴54年の私の原点はこの童話 チェシャ猫亭 @bianco3

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