第3話

「コン・エーダの物語 またはエルンルフツの金の林檎」。

 タイトルさえ分かれば、もうこっちのもの。すぐに、その本はみつかりました。「ケルト幻想物語」という文庫に入ってました。ちくま文庫です。


 この文庫本、前にもチェックしてたのに、「金の林檎」が最後に来ているのと、りんごが漢字表記だったため見逃していたのでした。ともあれ、鼻息荒く、購入。読みましたとも、ふふふ。


 絵本とは、かなり違う表現が多かったです。子ども向けにだいぶソフトに脚色されてるのが、よくわかりました。いちばん知りたかった、二人の王子の出会いには、卒倒しそうになりました。


 馬から元の姿に戻った王子様が、美形なのは想像つきましたが、


「想像しうる限り、最も美しく最も高貴な若者」ですってよ!


 おまけに、エーダ王子は、彼に固く抱きしめられ、


「息のつまるほど口づけをされ」るんですよ、皆さーん!


 確かに子ども向け絵本には、こんなシーンは載せられませんわね、ほほほ。脚色、やむなし。


 ついでですが、この超絶イケメンは、厳密には王子ではなく、この国の王の弟、でした。絵本ではフツーに王様、お妃さまがいて、いかにも彼らの息子です、てな感じの描かれ方だったのですが。


 この国の王に、妃はいないのか、他の王族は?

 そのへんは不明ですが、例の美形と、兄の王との関係が気になる私は完全にビョーキ。


 気になる点は、まだあるのですが、本日はこれにてー。

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