第6話 理想の社会って
努力した人が報われる社会じゃなきゃいけないよね。
魚十匹獲った人が一匹しか獲ってない人の十倍魚食べれるのは当たり前だよね。
じゃあ魚を獲れない人は魚を食べられないの?
魚が獲れないなら木の実を採ればいい。採った木の実を魚と交換すれば良い。
みんなそれぞれ出来る事が違うんだから出来る事をやればいい。それが理想の社会だよね。
本当にそう?
今はさ、人の数と仕事の量が釣り合ってないよね。
人間一日に食べる量は限られてる。それ以上は食べられないんだよね。必要無いんだ。
道具だってそう。必要な道具数って決まってる。そんなにたくさん要らないんだ。
一億二千万人の人養うのに必要な仕事量って多分二千万人分位なんだと思う。
働ける世代の人数の三分の一位じゃないかな。
今の日本は限られた仕事量を奪い合って仕事してる。少しでも質の良い仕事を! 少しでも効率良い仕事を!
仕事は競争だ。奪い合いだ。敗者には何も与えるな。
働かなきゃ住むところは無くなるし食べる物も無くなるからね。
なんだろうね、しなくて良い競争してない?
働かない人が楽に暮らせる社会。
そんな社会どうだろ?
誰も働かなくなる?
多分そうはなんないと思うよ。
やる気の無いやつ、力のないやつは何もしない。なにも変わらない。成長もしない。ただ生きていくだけ。
やる気のある人、努力する人はどんどん成長していく、豊かになってく。
ただそれだけ。
競争はない。妬みもない。そんな世界。
どうだろ?やる気のある人、努力する人は怒るかな。
なんで俺が働かない奴の為に働かなきゃいけないんだ?って。
そういう考えの人は働かなきゃいい。
働けば、働かない人より良い生活ができる、そう考えれる人だけが働けばいい。
ただね、人間てズルいから働かないのに働いてる奴より良い生活をしようとする奴が絶対出てくる。そんな奴は許せね〜。
ズルはダメだ。
ん?これってアリの社会と同じじゃね?
二割のアリが一所懸命に働き、六割がテキトーに働き、二割が働かない。
でも働く二割が働かない二割を責めてるなんて聞いた事ない。
これはこれで種としてコロニーとして成立してる。
人間もアリ様を見習ってた方がいいのかも知んない。
ホントにそうかな?
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