第5話 働きアリの法則

 ちょっと難しい話をするね。

 パレートの法則ってのがあってね、働きアリは二割は一所懸命に働いて、六割は適当に働いて、残り二割は働かないんだって。

 そこで働き者の二割、働く者だけを取り出して働かせても結局同じ割合で働く者、適当な者、働かない者。分かれるんだって。

 これは人間の世界にも当て嵌まるの。

 割合は少し違うけど一定の割合で働く者、働かない者に分かれていく。

 ここで重要なのは優秀な者が働く者になるとは限らないって事。

 努力する才能なんて言葉があるけど努力出来る人と出来ない人の差ってなんだろうね。

 環境? 生まれ持った能力? 

 もしかすると個人の力を超えた種としての本能みたいな物が遺伝子レベルで命令してるんじゃないだろうか。

 人智を超えた采配、こういうのを神の采配っていうんじゃないかな。

 このグループの中の二割は落ちこぼれ組ね。え〜と、お前とお前、落ちこぼれ組決定。


 な〜んてね。

 落ちこぼれ組の中でジタバタもがいてる人いたら、、、一緒にジタバタもがこう。

 やっぱり出来れば普通組にいたいじゃん。

 でもさ、ジタバタもがいても這い上がれない時はそれを本能のせいにしちゃおうぜ。

 神さまが決めたんだから仕方ねえ。

 最低限出来る事だけこなしてこ。

 それでオッケー。。なんじゃないかな。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る