良好な記憶力のために今から出来ること

 ここでは記憶力を良好にするため作者が実践している習慣を挙げていこう。


 1、メモリースポーツ

 2、執筆前に水分補給。

 3、執筆前に脳を使うルーティンを欠かさない。

 4、楽しい気分を作り出す。



 まずは1について。


 メモリースポーツというのは記憶力を使った競技だ。公式大会もあり、世界各国にプレイヤーがいる。

 しかし日本での普及度はまだマイナースポーツの部類だ。プレイヤーのメディア出演でここ一年にかけて競技人口が増加しているが、まだまだ人口に膾炙するほとではない。

 このメモリースポーツの競技において基礎となるのが、『場所法』という記憶術である。

 作者は二年ほど前からメモリースポーツに嗜むようになり、今でも続けている。

 トッププレイヤーと比べると足元にも及ばない実力だが、トランプ52枚を1分台で覚えられるぐらいの実力は持っている。

 メモリースポーツで使う記憶術についてが後程書くとして、とにかく記憶力には好影響を齎している。



次は2の執筆前に水分補給について。


 すでに知っている人もいるかもしれないが、脳は水分が不足すると本来の力を発揮できなくなる。

 不足していないと思っていても、案外脳は水分を求めているかもしれない。

 とはいえ、飲み過ぎには注意したい。体調はモチベーションの後退に繋がるので、一口二口が適量だろう。



 次に3の執筆前のルーティンを欠かさない、について。


 スポーツ選手はよくルーティンを行う。

 イチローで言えばユニフォームの袖に触れたり、五郎丸歩選手の忍者ポーズであったり、有名な選手でなくても我々の知らないところでルーティンをやっている。

 物書きにおいて執筆はパフォーマンスの本番である。

 ならば、ルーティンを作るのも有効手段ではないだろうか。


 ちなみに作者が行っているルーティンは、タイピングと暗算である。

 タイピング練習サイトで指の筋肉を解し、暗算アプリで思考し答えを出す力を慣らしておく。

 脳が疲れない程度に、このルーティンを行ってから執筆に入ることで、一気に執筆脳に切り替わる。


 余談だが、手指の巧緻性も記憶力良好を左右させる。

 物書きの中にギターやピアノなどを嗜んでいる人がおり、期せずして記憶力を良くしている。

 楽器の演奏まではいかずとも、タイピングで少しでも手指を動かしておくことは記憶力良好のために効果があると言えるだろう。



次に4の楽しい気分を作り出す、について。


 記憶力は感情にも左右される。

 自分の好きなことには詳しいのに勉強は得意でない人、というのが存在する。

 楽しい気分になると脳で分泌される成分には、集中力や記憶力の向上、作業効率の良くするなどの効果があります。

 集中力も記憶力も執筆には欠かせません。

 日頃から『楽しい』『ワクワクする』『面白い』など。気分が高揚する方法や息抜きを取り入れた方が、結果執筆の質が良くなるだろう。

 作者も実際、読者や執筆に追われていた時より、読書量を減らしてでも遊びに時間を割くようになってからの方が、モチベーションが亢進した。

 けれど、執筆や読書を完全に断っていけません。物書きに必要な脳の力が鈍るので。

スポーツ選手がオフシーズンでも一定の筋トレやトレーニングは欠かさないのと同じです。


次の章では、記憶力のためにストレスを減らそう、です。

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