なぜ記憶力に着目するのか
執筆は努力だと分析だ。記憶力なんて関係ない。
と、言い切る人もいるだろう。
その言説には真っ向から反対する。
執筆で大事なのは記憶力だ。記憶力が良好であるからこそ努力と分析が活きる。
しかしなぜ、記憶力の良しあしに拘るのか。
その質問に答えるため、記憶力不順で起きる問題をいくつか書き上げていこう。
1、単語や表現が思いつかない、または思い出せない。
2、情報の信頼度が低く、毎度調べ直す労力が必要になる。
3、文節の連接が脆く、主語の後の動詞や修飾語が決まらない。
4、勉強して覚える量よりも忘れて抜けてしまう量の方が多い。
5、単語の意味だけ覚えていてもフレーズを忘れれしまい調べにくい、また調べても出てこない。
挙げればキリがないのでここで留めておくが、即座に思いついただけでも5つも問題点が出来した。
読者の皆さんみたいに頭が良ければこのような悩みは感じないのかもしれないが、生憎頭の悪い作者は長らく苦しんできた経験がある。
次に、記憶力良好で得られる効果をいくつか挙げていく。
1、単語や表現が思いつきやすい、また思い出しやすい。
2、情報の信頼度が高く、調べ直さずともすぐに使用できる。
3、文節の連接が固く、主語と同時に動詞や修飾語も思い出す。
4、勉強した分が抜け落ちにくく、勉強の成果を実感できる。
5、単語の意味とフレーズ両方を覚えている。また意味だけを忘れてもフレーズさえ覚えていれば調べやすい。
など、作者の経験が多いが色々な実効が得られる。
ここまでメリットを挙げても記憶力に着目しないのはもはや愚昧と言えるだろう。
次章では、良好な記憶力を得るために今から出来ること、を紹介していく。
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