第3話 二度目の目覚め
まだ雨は降っている。何度目の朝だろう。もうこうして何日が経つだろう。姉貴は何度死んだんだろう。解決策が思い浮かばない。唯斗は諦めかけていた。
「ジリリリリリン」
唯斗「姉貴、今行く」
和葉「えっ.....................」
「ブチ」
唯斗は走った。
でもいつもと何か違った。周りに人が多い視線も感じる。雨が弱い。
唯斗「あれ、いない......」
そこにはいつも血まみれで死んでるはずの姉はいなかった。
「ピンポーン」
唯斗「姉貴?!いるの?いるなら開けて!」
和葉「もーうるさいなーさっきの電話はなに?ひどいよ!」
唯斗「................」
唯斗は泣き崩れた。
和葉「唯斗??!!どうしたの急に泣いたりして!?」
そこにはいつも通りの姉がいた。きっといつもより早く姉の家に着いたから助けれたんだと思い一安心した。
「ドンドンドン」
唯斗「はっ‼︎‼︎‼︎」
アパート階段を登る音と同時に黒い人影見えた。その影は自分を見た途端すぐに逃げていった。
唯斗はアイツだと思い慌てて後を追った。
そのときだった。
??「待って行ってはダメ」
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