第1話

きっかけは単純。アリアスの森へはいった。ただそれだけなの。なのに、

「ねぇ、どうゆうこと?」

私の手首に異様な痣がうかんだ。私は自分で言うのもなんだけどこの辺じゃ1番頭がいい。

技能テストも筆記テストも全部満点だから。それでも、こんな痣文献でも見た事ない。

「ねぇ、君。」

「うわぁぁぁ!だ、誰よ!?」

木の上から声がする。3メートル近い木の上から!

「僕はミレ!君は?」

「私はルア。ルア・フリセントよ。」

「もしかしてニンゲン?」

「え、えぇ。あなたもでしょう?」

「わぁ!ニンゲンなんて初めて見た!」

「.........え?あなたも人間じゃないの?」

「ふふっ!その様子じゃ本当に何も知らないんだね!」

「ど、どうゆう、意味?」

「初めましてアリアスの森の10代目管理人のミレ・クロットです!よろしく。」

「か、管理人!?10代目!?」

「そして今日からルア・フリセントが僕の主人だ!」

「しゅ、主人!?」

「その手首の痣、それが契約の証だよ!どお!?僕のことちゃんと使いこなしてね!」

「け、契約って何を?」

「僕たち2人のどちらかが死んだらどっちも死ぬってことと、アリアスの森の相続人の権利だよ。」

「え、えぇ!?」

これが、彼、ミレ・クロットとの出会い。

そして、私の死へのカウントダウンの始まりの話だ。

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