第1話⑦『今の世の中』と書いて、『絶望的な日常』と読む

「お!美味そ~」

パソコンを閉じ、料理の前に座る。


「いただきます」

手を合わせ、箸を持つ。


美味しい食事を前に、彼の顔もほころんでいる。



しかしそれとは裏腹に、彼の脳裏に浮かんでいる事とは──。

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