第66話『合同練習~スマイリープロダクション~ 終』
いよいよ始まった、エイチフェスに向けた事務所内合同練習。
ダンス講師「じゃあ最後、ハニセン!」
HONEY*SCENT「「はい!」」
相変わらず癒しオーラ全開のHONEY*SCENTだが、歌やダンスに抜かりはない。自分たちが「可愛い」ことを、分かっている。これは努力でどうこうなる問題ではない。2人がもともと備え持っていた「自己肯定感」のなす技なのだ。うん、スマイリープロダクションは心配いらない。
ダンス講師「いやぁ……ごめん、こんなこと言っちゃダメだって分かってんだけどさ……可愛いわ。可愛い!」
香織「えへへ、当然です!」
ダンス講師「うんうん、ハニセンの可愛さは、この2人だけの物なんだよね。
HONEY*SCENTはぽかんとしていた。
ダンス講師「んまぁ、こりゃ本人には分かんないわ!それでいいの。そのままで。けどそうねぇ、欲を言うなれば、曲中に2人が目を合わせたりしたら、もっと可愛いね!」
蜜弥「目を合わせる?じ~っ」
香織「きゃー!照れちゃう!ふふっ♪頑張ります!」
ダンス講師「うん……」
凛果「先生の顔がゆるゆるになっている。」
綾「さすが、マイナスイオンアイドルだね。」
桃莉「マイナスイオンアイドル、いいっすねぇ。」
ダンス講師「よーし!じゃあ早速、全員曲のフリからやってくよー。適当に散らばって。」
「「はい!」」
エイチフェスでは、各ユニットごとの楽曲の他に、全員で歌唱する歌もある。今年も例年通り、41人全員で歌う曲を、エイチフェス2021のためだけに書き下ろして頂いた。この事務所内合同練習では、主にこの「全員曲」の練習を行う。
ダンス講師「ワンツースリーフォーファイシックセブンエイ、はいはいはい、オッケー。」
千翼「あの!この時の腕は、こうですか?こう?」
ダンス講師「あー、うん、そっち。苺に聞きな~。あの子やっぱり完璧だから。」
苺「えっ、いや、そんな。」
笑海「ふふ、誇らしいねぇ。」
綾「うん♪」
ダンス講師「ポジションとかは、他の事務所の子たちも見て、今後決めていくから。今はとりあえずフリと歌だけ。」
凛果「あ~!ワクワクしてきた!」
ダンス講師「うん!私もよ。明日も励みましょう!」
「「はい!!」」
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