第65話『合同練習~スマイリープロダクション~ 3』
男性アイドルによる前座のことを伝えられたスマイリープロダクションの3組。
凛果「前座がいるってことは、この人たちよりもっとずっと魅力的なパフォーマンスをしたいよね!ううん、しなきゃ!」
苺「はい。」
蜜弥「それじゃあ、練習を始めよ~う!」
と、そこへちょうど、ダンス講師の先生が到着した。
ダンス講師「あれ、早いね。」
「前座の件を連絡していました。」
ダンス講師「あ~。なんだか妙な取り組みが始まったよねぇ。ま、いいけど。よーし、始めるよ~。ウォームアップ終わってる?」
凛果「はい!ばっちりです!」
「えっ、そうなんですか?」
香織「マネージャーさんが来る前に、終わっちゃったんだよ!」
「そんなに早く集まってたんですか!?」
桃莉「そだよ。偉いでしょ。」
ダンス講師「うん、やる気満々だねぇ。いいよいいよ~!たくさんシバいてあげる☆」
綾「ひぇ~」
ダンス講師「ふふん!よし、じゃあまずは、ユニットごとの曲を見せてもらおっか。歌つきで。最近見てないからね、スマプロのみんなは。ほい、曲かけるよ~。Joyfulence、準備!」
Joyfulence「「はい!」」
Joyfulenceがサッとはじめのポジションに移動する。最近はライブ以外の仕事の付き添いばかりで、こういう姿は久々に見た。やはりJoyfulenceは瞳が違う。ひとりひとりの輝きが違う。開店記念イベント以降、ファンの人を魅了して止まない、彼女たちだけの
ダンス講師「うん。さすがにかなり仕上がってるね。いいよ、見てて明るい気持ちになる。ただ、振り付けに慣れてきて、ちょっと桃莉の指先が緩んでたね。」
桃莉「うぅ、自覚してました。」
ダンス講師「うん、分かってたならよし。直せばいい。じゃ次、Candy Rain行くよー。」
Candy Rain「「はい!」」
彼女たちは「Candy Rain」であると決めたあの日から、Candy Rainの成長が止まらない。どんどん加速して、にんきもかなりでている。。
ダンス講師「はい、もう、ほぼ完璧。んー、まぁ、そうねぇ、しいて言うなら、笑海の笑顔がもうちょっとどうにかなるんじゃない?せっかく名前が『笑み』なんだからさ。」
笑海「ど、どうにか……とは?」
ダンス講師「んー、なんかねぇ……もうちょっと、自然でいいのよ。自然体であなたは明るさがあるんだから。」
笑海「あぁ、たしかに、スマイルは意識しちゃってました。」
ダンス講師「でしょ?じゃあ最後、ハニセン!」
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