第4話『みやのシャラシャラハッピーデー』
友達「
蜜弥「うーん?」
友達「さっきの問題、解けた?」
蜜弥「うん~」
友達「ねぇねぇ、聞いてる?」
蜜弥「聞いてるよぉ?『展開』でしょ?あれは公式を覚えるものだって、いとこのお兄ちゃんが言ってたよぉ?」
友達「えー、覚えるのかぁ。」
窓の外を見つめる蜜弥。
蜜弥「今日は……チュン日和だねぇ。」
友達「そうだねぇ。」
チュン日和とは蜜弥語で「鳥さんがチュンチュンご機嫌になるほどのポカポカ陽気」という意味である。
友達「今日もお仕事?」
蜜弥「ダンスレッスンだよ~」
友達「すごいなぁ。学校も行って、お仕事もして。」
蜜弥「楽しいよぉ?ふふっ」
友達「同じグループの子って、年下なんだよね?」
蜜弥「うん!かおりちゃんはパステルちゃん!でも、みやよりしっかりしてるところもあってねぇ、かおりちゃんにはもっともっとキラキラして欲しいの!」
友達「ふーん……?」
蜜弥「……」
友達「どうして窓の外ばっかり見てるの?チュン日和だから?」
蜜弥「ううん。かおりちゃんや、他のみんなとか、まねーじゃーさんは、今何してるのかなぁと思って。」
友達「『かおりちゃん』は学校だよ。」
蜜弥「ふふっ、うん!そうだねぇ。ちゃんとお勉強してるかなぁ。」
友達「……好きなんだね、
蜜弥「うん!最初は、みやがアイドルなんてできるのかなぁと思ってたけど、かおりちゃんとまねーじゃーさんと事務所の仲間みんなとなら、毎日がシャラシャラハッピーデーなの!」
友達「うん。そっか。」
蜜弥「ふふっ。嬉しそうなお顔してくれるの?ありがとう!」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます