第2話『Candy Rain』
今日は
綾「大丈夫だよ~。苺ちゃんが思ったことを素直に口に出せばいいの。」
「落ち着いて、いつも通りのCandy Rainでいきましょう。」
苺「はい……!」
最年少の苺さんはダンスの才能に長けている反面、人と話すのはあまり得意ではない様子。
記者「お揃いでしたか、すみません。」
綾「いえ!」
記者「それでは、よろしくお願いします。」
Candy Rain「よろしくお願いします。」
記者「最近、じわじわと人気が出てきていますね。」
笑海「そうですねぇ」
綾「自分たちのことながら、感じてはいます。」
苺「はい。」
綾「苺ちゃんは高校生だから、学校でも変化があるんじゃない?」
記者「あ、そうですね!現役高校生アイドル。学校の友達や先生にも、アイドルをしているということは認知されているんですか?」
苺「そうですね……
記者「そうなんですね。」
笑海「サインちょうだい!とかはまだ無いかぁ」
苺「そうですね……あっ、でも、この間、数学のプリントを提出しに行った時に、先生がこのプリントは大事に取っておかないとって、おっしゃってて、なんだかこそばゆかったです。」
記者「ほー!」
お姉さん2人がしっかりサポートしている感じだ。Candy Rainも心配はいらなそう。
記者「
綾「ふふ、ありがとうございます。モデル業も大切にしたいです。私の原点なので。もちろん、アイドルもすっごく楽しいです!アイドルになるのも私の夢だったので。」
記者「そうなんですね。」
笑海「写真を撮られてる時の綾さんは、普段のちょっぴりポンコツなところが嘘みたいに綺麗なんですよねぇー!」
綾「ポンコツって言わないでよ~」
記者「ポンコツ、なんですか?」
笑海「ちょっぴりポンコツさんですねぇ。この間なんて、ダンスレッスンとボーカルレッスンを間違っちゃって、1人でダンススタジオにジャージ着て待ってたみたいで。本当にダンスレッスンだった
綾「HONEY*SCENTが来て気付いたんですよ~!」
記者「ははは!」
苺「ダンスレッスンでジャージを忘れちゃったわけじゃなくてよかったです。」
綾「そうだよね~!優しいなぁ苺ちゃんは!」
インタビューは和気あいあいと進んだ。Candy Rainもしっかりバランスが取れている。何より、インタビューでも飾らない姿は堂々としていて、立派だった。
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