プロローグ~煌めく心~

 アイドル事務所「トゥインクルエンターテインメント」の、とある会議室に集められた、トゥインクルエンターテインメントの4ユニット。


ヒカリ「……」


れいむ「暑い。」


愛里あいり「同意……」


巳海みうみ「なんで私たち、ここに呼び出されたんだろ~?」


佳子かこ「ここに集まってるユニットに、何か関係があるんでしょうか?」


舞央まお「でもさぁ~、ここにいるのってみんな、ついこのあいだ組まされたばっかりの新人ユニットなんだよね?」


帆夏ほなつ「はい。ユニットの皆さんとは何度か会ってレッスンをしましたが、他の皆さんは初めましての方ばかりです。」


はる「うんうん、ほんと~!自己紹介でもしとく?」


萌美めぐみ「あ、うん、それが、いいかもしれないね……!」


ヒカリ「解雇かもしんねぇじゃん。」


佳子「えぇっ……!」


舞央「まぁ~、正直それはあるかも。」


ゆい「では、なんのためにユニットを……?」


彩乃あやの「見やすくするため、とか……なんて。」


舞央「やだぁ、シビアなこと言うね~?」


佑巴ゆうは「……」


舞央「怖いんだけど、DEMUREデミュアの無言の圧。」


ヒカリ「なんであたしらの名前、知ってんだよ?」


舞央「え?さっき資料が配られたじゃん。ね?ほなっちゃん。」


帆夏「えっ、あ、そ、そうですね!でも、もう皆さんの名前を把握されたんですか?」


舞央「ん~、多分ね?」


遥「うわぁ、すっごぉ。私、無理かも。」


萌美「が、頑張ろ!私も一緒に頑張る!」


佳子「はい!」


ガチャ、とドアが開いた。


「すみません、遅くなりました。皆さん、揃っていますか?」


ヒカリ「誰?」


佑巴「多分マネージャー。」


れいむ「言われてみれば。」


「はい。皆さんのマネージャーです。えっと……確認しますね。Dynamic♥Heartダイナミックハートの皆さん。」


愛里「はい。」


巳海「はーい!」


帆夏「皆さん揃っています!」


日辻ひつじ愛里あいり牛井うしい帆夏ほなつ双葉ふたば巳海みうみの3人で構成された、爽やかで明るいアクロバティックなユニット、Dynamic♥Heartダイナミックハート


#Sweets Angelスイーツエンジェルの皆さん。」


遥「はぁ~い!」


萌美「はい!」


佳子「皆さんお揃いですね、うふふっ♪」


蟹江かにえはる獅子しし萌美めぐみ八乙女やおとめ佳子かこの3人で構成された、乙女チックな可愛らしさが魅力のユニット、#Sweets Angelスイーツエンジェル


DEMUREデミュアの皆さん。」


ヒカリ「みんないるよ。」


佑巴「……」


れいむ「あ……いまーす。」


天宮あまみやヒカリ、佐曽利さそりれいむ、射沢いざわ佑巴ゆうはの3人で構成された、クールさの中に美しさも兼ね備えたユニット、DEMUREデミュア


粉雪こなゆきの皆さん。」


彩乃「はい、皆さんいますよ。」


唯「……はい。」


舞央「はいは~い!」


八木やぎ彩乃あやの水谷みずたに舞央まお池魚いけうおゆいの3人で構成された、美人揃いの清らかなユニット、粉雪こなゆき


「ありがとうございます。では早速、本題ですが……今年のHiH IDOL FESTIVALの出演者が決まりました。」


舞央「あ~。うちの事務所も参加してるんだっけ?」


「はい。昨年は名だたる方々が出演しましたが、今年は趣向を変え……まだ世に公開されていない、期待の超新人を起用しました。」


遥「へぇ~」


「……そろそろ、察していただいても良いんですが……」


巳海「えっ、何が何が!?」


「……トゥインクルエンターテインメントからは、Dynamic♥Heartダイナミックハート#Sweets AngelスイーツエンジェルDEMUREデミュア粉雪こなゆきが出演します。」


彩乃「えっ!?」


帆夏「わ、私たちですか……!?」


佳子「はわわ……!」


「そうです。あなた方です。」


ヒカリ「じゃあ、エイチフェスに向けて、ユニットを組まされたってことか?」


「はい。HiH IDOL FESTIVALに出しても恥ずかしくない、輝く原石を12人、選抜しました。」


萌美「輝く、原石……!」


ヒカリ「嬉しいじゃねぇか。」


佑巴「……男みたい。」


れいむ「いいと思いますよー、ボーイッシュキャラも。」


ヒカリ「別にキャラじゃねぇ!!」


HiH IDOL FESTIVALまで、あと7ヶ月。

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