第31話、、、、
加藤は本当に俺の事すき?
気になるけど
加藤の気持ちには答えられない
気持ちは嬉しいけど
でも、俺の事をあきらめられるま好きで良いですか?
って言ってたし
会社で意識しちゃうよな
「あ!」
「僕くん!」
「お帰りぃ」
ただいまです。
「遅かったねぇ」
後輩のミスがあったんでそれの修正とかで遅くなっちゃいました。
「大変だったねぇ」
「お疲れ様」
お姉さんは俺に近寄ってきて頭をポンポンしてきた
「僕くん、顔あかいよ」
「照れてるのかなぁ?」
照れてないですよ
なんか、
お姉さんがいると頭の中がお姉さんでいっぱいになるなって
「うん?」
「何を言ってるの?」
お姉さんの彼氏になれて良かったです!
お姉さんは俺の顔を覗き込み更にポンポンとしてくれた
「何かあったでしょぉ?」
特には何もないんですけど
「ポンポンなんて何度もやってるじゃん」
「急にそんな事を言うなんてぇ」
「なんかあったよねぇ?」
あった様な
無かった様な
、、、、
なんだ、この間は
言ったほうが良いのか
、、、、
お姉さん分からないです
言うのが正解なのか?
不正解なのか?
「言いたくないなら別に言う事は無いと思うよぉ」
そんなんじゃ無いんです
後輩に告白されたんですよ
「えぇぇぇぇ」
「それは、大事件だねぇ」
「お赤飯炊かなきゃだねぇ」
そんな、大事件ですか?
「かなりの大事件だよぉ」
でも、俺にはお姉さんがいますし
「それはそれぇ」
「これはこれぇ」
「で?その女の子に何て言ったのかなぁ?」
俺は、お姉さんに一部始終を言った
「本当に好きなんだねぇ」
「私と戦うとはぁ」
いやいや
戦いってなんですか?
顔見知りでもないのに
「だって好きの気持ちのままで良いですかって言ったって事は」
「まだ、僕くんを好きって事じゃん」
そうですけど
俺は、お姉さんが良いです
「その言葉は嬉しいけどぉ」
「僕くんは、ちゃんとその子との事を考えないと駄目だよぉ」
「凄い勇気をもって言った言葉なんだからぁ」
「それは、しっかり受け止めてあげないとだよぉ」
どうやって受け止めるんですか?
「そうだなぁ」
「それは自分で考えなさい!」
「僕くんが告白されたんだからぁ」
そうなんですけど
答えが分からないから教えて欲しいんですよ
「まぁ」
「私なら自分の言葉で誠実に言って欲しいなぁ」
全然、分からないです
「お姉さんは嬉しい気持ちはあるけど」
「恐怖を感じちゃうよ」
なんの恐怖ですか?
「僕くんを取られたらって考えちゃうよぉ」
いやいや
そんな事を言ったら俺の方が恐怖ですよ
こんなに可愛い彼女ですよ
いつ取られるかビクビクですよ
「可愛いからねぇ」
自分で言うところが良いですよね
お姉さんって
「だって、事実でしょぉ?」
たしかに!
「僕くんはぁ」
「今は、私の事を考えないでその子に対しての立ち振る舞いを考えなさいぃ」
考えて良いんですか?
「当たり前でしょぉ」
「私が居ると考えられないぃ?」
逆にいてください
「そうなのぉ?」
そうですよ
「じゃぁ、エッチなことはしないから考えてぇ」
「先に布団に入ってるねぇ」
最近、お姉さんが家に泊まる回数が増えてきた
でも、俺の童貞は卒業できてない
いつも、いつも
じらされて、暴発してしまう
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