第21話よるの営み②


「あらあらぁ」

「気持ちよかったのかなぁ?」

「また、お姉さんは置いてきぼりだよん」

ごめんなさあい、

「でも、僕くんが気持ちよかったらいっかぁ!」



お姉さんと俺はパジャマに着替え

ソファーに座りテレビを観ながら

内容が無い会話を楽しみながら時間を過ごした。



「僕くん?」

「いつも何時に寝てるのぉ」

そうですね25時までには寝ようと心がけてますよ

お姉さんは何時に寝るんですか?

「私はぁ」

「24時には布団に入ってたいなぁ」

一緒くらいですねだいたい

でも、なんでそんな事を聞くんですか?

「だって、一人で家にいる時にさぁ」

「寂しくなった時に起こしたら悪いじゃんかぁ」

お姉さんの電話だったら何時でも大丈夫ですよ!

起きるか分からないですけど

だから、電話してください

俺も、目安が出来たし

なんか、有難うございます。

「そんなんじゃないってぇ」

「良い時間だしぃ」

「そろそろ寝よっかぁ!」

そうですね、寝ましょうか



先にお姉さんが布団に入り

その後、俺が入り

お姉さんの背中から抱き寄せようとしてたのに

なんで?

なんで?

こっちに向いてるの?



「ひょっとして、僕くん」

「私の背後から抱きしめようとしてたのかなぁ?」



さすが過ぎる

なんで、

いつも、いつも

俺の考えが分かるんであろう



はい、、、

その通りです。

「当たったぁ!」

「漫画の読みすぎじゃないぃ?」

「私は、僕くんの顔を見ながら寝たいからぁ」

「背中を向かないのだよん」

「抱きしめたかったのかなぁ?」

そりゃ、

男の憧れですよ

背中から抱きしめる事は

「そうなのぉ?」

「じゃぁあ」

「こんなのは!」



お姉さんの体が俺に密着してきた

そして、キスまで数センチって所で

おでことおでこがくっつき



「どっちが良いぃ?」



すごく大人っぽく俺に言ってくるお姉さん

俺は、ドキッとした

部屋の電気が暗いので俺の顔が赤くなっている事は見えてないと思うけど

耳がとても熱くなってきた

良かった、見られなくて

見られていたら何を言われるかたまったもんじゃない



「ねぇぇ?」

「僕くん、耳が熱くなってるよぉ」

「いつになったら緊張しなくてすむのかねぇ」

なんで、お姉さんはいつも分かるんですか?

「なんでってぇ」

「好きだからに決まってるじゃんかぁ」

でも、俺はお姉さんの事、あまり知らないです

彼氏なのに

お姉さんの名前も知らないし

「そんな事を言ったら私も僕くんの名前しらないよぉ」

「でも、私は教えないからぁ」

なんでですか?

「もう慣れちゃったしぃ」

そうなんですか?

俺は、お姉さんの名前で付き合いたいですけど

「ふーーーん」

「考えておくよぉ」

「おやすみぃ」



マイペースだな

お姉さんは

俺も、眠気が襲ってきたので寝ることにした。



うん?

なんか身体が重い

特に下半身が重い


ゴソゴソッ



え!

えぇ!

お姉さん、お姉さん!

何してるんですか?

「うん?」

「朝エッチだよぉ」

どういう事ですか?

「朝立ちした状態が一番気持ちがいいしぃ」

「女だって朝一が好きなんだよぉ」

「嫌なのぉ?」

「いつもよりぃ」

「おっきい!」

「パクパク」



昨日の感触だ

お姉さんの口の中に俺のが入っていく感じだ

昨日の数百倍、気持ちがいい


「僕くん?」

「お姉さんはねぇ」

「朝が好きなのぉ」

「だからぁ、先に出しちゃだめだからねぇ」

そんな事、言われても

やってる事と言ってる事が違い過ぎませんか?



お姉さんの口の動きと手の動きが昨日より巧みに動いている



お姉さん、、、

む、り、か、も、



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