第9話3回目の朝
ふぁー
「あっ、僕くん起きたぁ?」
「朝ごはん出来るから先に支度しちゃいなぁ」
こんな日が続けば良いのにと思う
ありがとうございます。
「そんなぁ、改まる事かねぇ」
「あんなエッチな事をしといてぇ」
お姉さんが作る料理が好きで
「うれしい事いうねぇ」
「かわいい子だ」
お姉さんは俺を子猫のようにあしらう
止めてくださいよ
お姉さん!
「なんでぇ?」
ボサボサになっちゃいますよ
「もう、ボサボサだよぉ」
遅刻しちゃうじゃないですか
「なるほどねぇ」
もう!
「朝ごはん食べていかないとぉ」
「これあげないよぉ」
お姉さんが俺のスマホを手にして笑っている
「ほらほらぁ」
「スマホないとねぇ」
「大変だよねぇ!」
「早くたべないとぉ」
いただきます!
ちょっとイラッてしまい口調が強くなってしまった。
「そんなに怒るのぉ?」
「もう、短気なんだからぁ」
「もてないぞぉ」
怒ってなんかないですよ
ちょっと焦っちゃって
ごめんなさい
「いやいやゃ」
「素直なんだか素直じゃないんだかぁ」
「僕くんは私の旦那様になるから」
「モテられると困るんだけどぉ」
だから、なんで俺とお姉さんが結婚するんですか?
「そんなこと聞くのぉ」
「僕くん、乙女心が分かってないなぁ」
分かんないですよ童貞ですから!
「もう、また怒るんだからぁ」
「僕くんは自分がまだ分かってないんだねぇ」
じゃー
お姉さんは知ってるんですか?
俺の事、
「もちろん知ってるよぉ」
「短気なところ」
「優しいところ」
「うーーーん?」
2個だけですか?
「そうかもぉ!」
俺は、すこしショックを受けた
俺の、良い所が2個だと思うと涙が出そうだ
「僕くん」
「時間、大丈夫?」
あっ!
ごめんなさいチョッと残しちゃって良いですか?
「え!」
「駄目だけどぉ」
遅刻しちゃうから
「ごめんなさいしてくれたら良いよぉ」
残しちゃってごめんなさい
「その事で謝ってって言ってないんだけどぉ」
さっきはチョッと怒っちゃって御免なさい
残り少ない時間ですが怒らない様に精進いたします!
「感情がこもって無いんだよなぁ」
「でも、遅刻は良くないよねぇ」
「もう良いよぉ」
ご馳走様でした。
俺は慌てて靴を履きカバンを持とうとした時に
さっきまで目の前にあったカバンがベットの方にある
なんで!
「いたずら、しちゃったぁ!」
もう、間に合わないですよ
返してください!
「しょうがないなぁ」
お姉さんが俺のカバンを持ってきてくれた
「はい!」
「カバン!」
ありがとうございます!
お姉さんがカバンの紐を離してくれないと同時にお姉さんの顔が近づいてくる
この顔は本当に卑怯だ
恥ずかしいと遅刻だと
遅刻のほうが嫌だと思ってお姉さんにキスをした。
「やけに素直だねぇ」
「じゃぁ」
「今日はエッチな事しようねぇ」
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