第6話朝食


ジリリリ ジリリリ

朝のアラームがなっている

俺は、アラームを止めて2度寝をする


「おーい」

「僕くん!」

「仕事じゃないのかなぁ?」

もう少し寝かせてよー

「僕くん、私はお母さんではないぞぉ」


俺は、はっとして起きた


「そんなに、慌てなくても大丈夫だと思うよぉ」

いやいや、俺いつもギリギリに起きるんで

「そうなんだぁ」

「いつも、そんなに慌てて支度するのぉ?」

「朝ごはん食べないのぉ?」

食べないですね

一分でも多く寝たいから

「何時に家出るのぉ?」

7時55分です!


「ほうほう」

「今、何時かなぁ?」

ごめんなさい

急いでるんで


ジリリリ ジリリリ


「あっ!」

「私のアラームも鳴った」

「今日は早起きしたんだよぉ」

「一緒に朝ごはん食べたくてぇ」

そうなんですね

俺より、遅くアラームがなって

俺より、早く目を覚まし

朝ごはんを作っている


何か分らない状況だ

とりあえず、お姉さんに聞いてみた


今、何時なんですか?

「やっと、気になったのぉ?」

「6時45分だよぉ」

え、どうして?

「さっきも言ったじゃん一緒に朝ごはん食べたいってぇ」

そうじゃなくて、アラームですよ

俺は、いつも通りにアラームかけましたよ

「そんな事、知ってるよぉ」

なんで、知ってるんですか?

「昨日も鳴ってたし、2度寝する所みてたから」

そんなんで、分るんですか?

「わかるよぉ」

「女の感って感じぃ」

いやいや、もう少し寝てたかったですよ

「私の、手料理たべたくないのかなぁ?」

「特技、お料理なんだけどぉ」

「しかも、僕くんスーツ着てるよぉ」

確かに、そうですね

「さぁさぁ」

「座ってよぉ」


お姉さんが、テーブルにお料理を運んでくれている

なんか結婚しているみたいだ


「さぁ!、僕くん頂こうかぁ」

はい、頂きます


お姉さんが、俺の一口目を伺いながらずっと見ている


食べずらいですよ、お姉さん

「だってぇ、気になるんだもん!」

分りましたよ、食べますね


俺は、お姉さんの料理を一口いただいた

びっくりした!

俺の、好物の味噌汁の味がドンピシャだ

眠気が一気に覚めた


「どぉ、かなぁ?」

美味しいです!

「良かったぁ!」


お姉さんの可愛い笑顔を朝一で見れたし

俺の好物、味噌汁も最高に美味しい

幸せだな、これが続けば良いな

食べている間、どんな会話をしていたのか覚えていないけど

気がつけば食べ終わっていた。


ご馳走様でした。

「どういたしましてぇ」

お姉さん、

「どうした?僕くん」

お風呂、気にしなくて良いんで入ってください

「気にしてくれてたんだぁ」

「うれしい!」

言うタイミングなくしちゃって

じゃー行ってきます。

「いってらっしゃい」


俺は、玄関のノブを握った瞬間


「僕くん」


俺は、何も考えずに振り向いた

そこには、お姉さんの顔が


「いってらっしゃいのキスしなきゃ」

いやいや、何でですか?

「また、焦ってるのぉ?」

焦りますよ、朝から

心臓に悪いです!


チュッ


「いってらっしゃい!」

「顔が赤いぞぉ!」

「ぼ、く、く、ん」


お姉さんがダメ押しのウインク


「ひょっとして、興奮しちゃったぁ?」

「続きは、」

「あ、と、で、ね」


不覚にも、俺のあそこは熱くなった

俺は、悟られないように玄関を出た。


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