第9話 晴れない霧と輝く光

「僕、1人でした。」


「え…?」


そう言ってワドは部屋を出た


魔夜はずっと意味がわからなかった

起きたら知らない場所で、夢に謎の女性が現れ、急に王になれと言われ、自分と同じ人もいて。


魔夜はまた部屋に引きこもり、キャニャにご飯を運んでもらう。そして、風呂に入って、布団を被る



そして、魔夜はまた白い世界にいた

(夢…また、ミカさんが居るのかな?)


「もーう!待ったよ?早く来て欲しかったのに!」

「ミカさん!」


魔夜は、ミカを見つけられ、満面な笑みでミカを見つめた


「魔夜ちゃんは、ミカねぇさんにそんなに会いたかったの?」

「い、いや、その…聞きたいことがあって…」


「まーた、誤魔化しちゃって…」

「誤魔化してません!本当です!」

魔夜は必死に誤解をとく


ミカは3秒目をつぶり

「うーん?確かしにこれは本当ね、要件はなんですか?」

どうやら、ミカも述懐のように心を読めるのだろうか


「あなたは、何者ですか?」

魔夜はずっと聞きたかったことを聞けてスッキリした


「うーん?いずれ分かるわ。」

魔夜のモヤモヤは晴れなかった


「とりあえず、早くおいでね。ああ、それと!」


(おいでって、今ここにいますけど…)









「君の弟は生きてるよ」














「え?」

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