尾岡さんと相方さんの出会い 第8話

2005年5月のこと。

当時のハンドルネーム 蝸牛さん。もとい千子ちこさん。もとい未来の相方さんが、青森に来ました。


広島から青森まで、青春18切符でやってくる。

当時の尾岡のドキドキ感をお察しください。


しかも、僕らネットで言葉を交わし。電話料金を気にしながら通話してましたが

(2005年当時、LINEなんてありませんでした。iPhone初代が発売されたのは、2007年です!)


そんな僕らですよ。

その前に東京であったのは、約一年前。

電話で話すだけで、いつも新鮮な感じで。詩の競作をしながら、お互いの作品について感想をのべつつ、プライベートの会話をしていたワケなんですが。


青森駅にて。

「ナマ千子さんがいる!」

「ナマれきさんがいる!」


なんだろうね、このカップル。

いや、でも周囲の目なんか気にならないくらい、僕らは舞い上がっていましたから。


「お久しぶりです、尾岡れきです」

「お久しぶりです、蝸牛です」


だから、そういう、プチオフ会なのか、合コンみたいなことを青森駅の真ん中でやらないの。かつて東京オフ会で、ツッコミを入れてくれるような人は、当然ココには誰もいなかったのでした。まる。



※ちなみに、当時のハンドルネームは尾岡れきではありませんでした。当時の流れは、カクヨムのアカウントIDにその名残があります。今のハンドルネームは呂兎来さんに、つけてもらったのでした。ありがとうございます!

このエッセイでは、尾岡れきで通していきます!





■■■




約5日間の滞在だったと記憶しています。

その間、彼女がドコにいたのかと言うと、僕のアパートです。

今考えると、スゴイことしたよな。

だって、嫁入り前の子と半同棲の5日間でした。


千子さんにご飯を作ってもらって。

できるだけ、休みを集中させていたのですが、やはりソコは夜勤のあった介護職。そう

上手くはいきません。ただ、この期間は主任と相談をして、何とか初日の夜勤明け以外は、休み・休み・日勤・休み・休みを確保したのでした(ココは執念




おの時に感じた気持ちって忘れちゃいけないなぁって感じました。

結婚は30歳を過ぎてからで良いか、と思っていた尾岡です。

結婚はよっぽど、相性が良い人じゃないとムリだなぁって思っていた尾岡です。


当時、仕事上の相棒が離婚したのを目の当たりにして、そう思いました。

(まぁ、彼の浮気がそもそもの原因なんですけどね)


人生は、色々ある。





でも、家に帰ったら千子さんがいる。

電話回線越しの会話じゃない。

ネットでの、言葉を介したコミュニケーションじゃない。


昼も夜も千子さんがいる。

もう、それが嬉しくて嬉しくて。

次の日、朝寝坊するくらい、悪いコな二人だったのは、ナイショです。





当時、一匹猫を飼っていたのですが。

ウル君といいます。

あれ? と思ってくれたあなたは、尾岡作品を本当に読み込んでくれるな、と思います。

彼は白猫ではなかったんですけどね。

尾岡作品に出てくる、某猫さんのモデルはウル君です。


そんな彼。

初日の夜は、耳をパタンと折っていました。

そして、途中から家を出ていく(笑)


この当時は、猫の飼い方というものも無知だった尾岡です。

猫の放し飼いは非推奨。でも、彼はね。もともと野良猫だったんですよね。


この自由奔放な、ウル君とのエピソードは、また次回。

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