第8話






僕はユシアの足に回復魔法をかけながら彼女に会話をきりかける。

「ユシア……話があります」

「何?いい話じゃなさそうね」

ユシアは剣を研ぐ手を止めて、僕の話を聞いてくれた。


「ガウスと交渉しましょう、あわよくば和解を試みるべきです」

「何を言っているの?なんの為にここまで来たのかわかって言っているんでしょうね?」


メティナは圧が強くなっていくユシアと僕を交互にみながら、眉にしわを寄せていた。

「無理ならガウスに降参を強要しましょう」

「ふざけてるのグラン?私は嫌よ、私の兄にされた事をそのままし返さなきゃ気が済まない!」


ユシアの目が血走って来た、だがとても薬を渡すような雰囲気じゃない。

「グランはアタシの腰にあるものをみたの?」

メティナが申し訳なさそうに訊いてきた、返事に迷う。


「腰の?なんの話か説明してもらえるかしらメティナ」

ユシアにそう訊かれたメティナは腰に手を当てる。

「アタシの腰には魔王を継ぐ証が刻まれてるの、魔王ガウスはアタシの義理のお父さんよ、血は繋がってないわ」


ユシアは剣を2本腰に戻し、腕を組んで僕と向かい合わせになるように体勢を変える。

高圧的だ。


「知っていたのグラン?」

「ええ、さっき知ったんです」

ユシアは僕の頭の角を掴んで顔を近づける、近い、近すぎて息が顔にかかる。


「なぜそれを私に隠していたの?」

「今から言うつもりでした」

角からユシアの腕が震えているのが直接伝わってくる、思わず生唾を飲んでしまう程に彼女の怒りが燃えていくのを感じる。


「私をも裏切るつもりなの?グラン、こたえて」

メティナがユシアの肩を持って仲裁に入り、ユシアがやっと角から手を離してくれた。


「落ち着いてユシア」

「落ち着いてるわよ‼」


「アタシが人質になって直接お父さんを降伏させるわ、戦わずに勝てるならそれが一番よ」


メティナがユシアをなだめるように手を握って話すが、ユシアの目つきは剣の先より鋭くなっていく。

「私は戦いにも、世界を救いに来てもいないのよ。復讐を終わらせる為に今、ここに居るの」


ギラついたユシアの目に吸い込まれてしまうと、何も言えなくなってしまう。

正直、一番強いのは間違いなくユシアだ。だからこそ誰も本気の彼女にきちんと言い返すのは難しい。


「薬を頂戴、グラン……そっちじゃないわ、秘薬の方よ」

最後の回復薬をユシアに渡すと、彼女は僕をにらみつけながらそれを飲み干し、秘薬の入っていた瓶を静かに床に置く。


「グラン、もし私が四天王に勝っていたなら……メティナが魔王の娘だって話してくれたかしら?」


嘘は言えなかった。


「いや、隠していたと思います」


ユシアは足元に置いた秘薬が入っていた瓶を踏み割った。

彼女は自分の顔を軽く撫でて大きく息を吸い込んでから口を走らせる。


「あなたこそメティナに魅了されてるのよ、なんで私は気づかなかったのかしら」


「僕はメティナの事を好いていません」

ユシアが僕に向けるまなざしは、人間を見る目ではなくなっていた。


「魅了されているから私を裏切るつもりなのかしらグラン?」


ユシアは抜刀して、戦い合う体勢を即座に整える。

彼女は誰よりも早い。その踏み込みを見切ったところで、2連撃は避けきれないかもしれない。


心臓が激しく悲鳴をあげている。


「メティナに裏切られるわよ、グラン」

「メティナは僕を裏切れません」

「やめてよ……2人とも……」

僕とユシアの間にいるメティナは、半分泣きそうになりながら戸惑いつづけている。


「初めから私は反対だった!最初にメティナを蘇生させた時にあなたがメティナに魅了されているって気づくべきだったわ」

「ユシア、僕の右目に赤い模様が見えますか?」


「見えないけど、それが魅了されていない確証になんてならない」

見開かれたユシアの眼には殺意の灯火がゆらいでいた。


「メティナ!グランを生かしてほしいなら、あなたが今ここで死になさい」

ユシアがメティナに向かって怒声を飛ばす。


「何を言っているんですユシア!僕を信じてください!魅了なんてされてない!」


「アタシからも言うわユシア、グランはアタシの事を好きじゃない」

ユシアは苦い顔をして、一瞬ためてからそれを飲み込んでメティナの手を振りほどいた。


「グランの事は信じてる!だけど私が信じていないのはメティナ、あなたのほうなのよ!あなたがずっと隠していたんでしょう?自分が魔王の娘だってことを。もう信用なんて出来ないのよ」


メティナは両手を耳の高さまで上げて膝間づいてユシアを見上げた。

「もう一度アタシを信じて欲しいの、ねえユシア、どうしたら信じてくれるの?」


「自分で考えなさいよ!信じられないから疑ってるんじゃないの!信じたいから疑っているのよ!」

ユシアの青い目はメティナと裏切者を映していた。


「たった一言よ!たった一言、魔王はアタシの父親なんだけどって、言えばそれでよかったのよ!なんでそんな簡単な事が言えないの⁉」


ユシアはまくしたてるようにメティナに怒鳴った。メティナは縮こまるようにして声を小さくして答えた。


「グランとユシアに悩んでほしくなかったの」


メティナのその答えが油を注いだのか、一段とユシアの青い目は深い色を増した。

「違う!メティナはただグランに嫌われたく無かっただけでしょう!グランの事を本当に心から好きでもないくせに!」


ユシアは2刀の左で、メティナを、右でルドリカが来た道を指した。

「選んでグラン、メティナに死んでもらうか、魔王を殺すか」



「リュースを倒した時みたいに、僕たちが人質のフリをする作戦をしましょう」

ユシアはあごに手を当てて僕を見つめた。


「それならメティナが私たちを裏切る事は難しくなるかしら?良い案ね、メティナはどう思う?」


「グランが言うならアタシは大丈夫よ」


ユシアは何か思いついたように、急に笑顔になった。

「メティナにガウスを仕留めて貰いましょう。いいわよね?」

「アタシは構わないわ!」


ユシアとメティナが重い空気の中、僕の言葉を待っていた。

「それは駄目です。メティナが良くても僕が駄目なんです、そんな事はさせられないんです」


ユシアの青く澄んだ目尻が2刀の剣先より、ずっとずっと鋭く尖った。ジリジリとこちらに近づく彼女につれて、ばくばくと脈があがりつづける。


頭突きをするように、指一本が通らない程の隙間をあかせて顔と顔を向かいあわせ、僕とユシアはにらみ合いをする。


「メティナにガウスをやらせるの!そうでないなら彼女は不安要素でしかない!裏切らない保証がないのよ!」

「未来に確証なんてはなから無いでしょう!」


返事をするような鈍い音とともに、鈍い痛みが額を揺らした。僕はユシアに頭突かれたんだ。彼女は1人で復讐を遂げる事が出来ないと自身でわかっているんだ。だからせめて〈蘇生リザレクション〉や〈回復ヒール〉が使える僕が必要なんだ。


杖を盾にするようにかまえて、メティナを僕の後ろへ行かせ、ユシアと戦う陣形を整える。


ユシアは水の上を滑るような足さばきで踏み込んでくる。僕の脇腹を流線をなぐように2刀でえぐりにくる。


素早い、手早い、やばい。

星が流れるような刹那のその2連を杖でいなすように受け止めた。

ユシアの剣が僕の杖を削る音と、メティナの叫び声と貫通してくる痛みが骨にひびきわたる。


一瞬、親指が軽くなる感じがしたが、指の感触はあるようだった。親指がはねられたと思って焦った。


ユシアは剣に付いた血を、風と共になぎ払って再び構えた。

「メティナにいなくなってもらうわ。どいてグラン」


まずいなんてもんじゃない。ユシアとの正面戦闘で勝てる未来は見えない。かといってメティナにガウスを討たせるなんて、そんな事はさせられない。


僕はメティナの腕を引っ張って、糸を避けながらユシアから逃げていった。メティナはユシアを後ろ目に眺めながら僕と一緒に走った。躓きそうになっても、虚しそうな顔でついてきてくれた。


運が良かったのか、ユシアは糸に引っかかり、すっころんで床に這いつくばった。

そのままの姿勢でユシアは僕たちをにらみつけてくる。怖かった。


どんどんユシアとの距離が離れていく。ここまでくればひとまず大丈夫だろうか。


「隠し通路があるのグラン!」

踊るように回って反転し、メティナに手を引っぱられる。急ぐ彼女と僕はつむじをきるように道を曲がっていく。


走るメティナが横一列にならんでいるランプの中で、ひとつだけ明りのついていないランプに手をかけると、壁が静かに揺れて滝を割るように空間が開いていく。


開いた壁の中にある通路は真っすぐな一本道で、方向からして恐らく魔王のいる部屋に続いているんだろう。所々、ランプと鏡が置いてあった。


こんな所に通路があったなんて覚えてなかった。


秘密の扉を閉めて、僕たちは通路を進みながら沈黙を守っていた。

ユシアを置いてきてしまった。

ユシアから逃げてしまった。


あの時もっと別の考えを巡らせていたらと、ぐるぐるとユシアの事について考えていた。

ユシアは怒りが爆発すると本当に手がつけられないが、悪い人間ではない。


謝った所でユシアはきっともうメティナを信用する事が出来ないのだろう。僕はとりかえしのつかない事をしてしまったのかもしれない。


これでは、勇者の一党に入った意味が無くなってしまう。



じっと考えを巡らせていると、メティナが僕の手をとりながら喋りかけてきた。


「グラン、アタシはユシアの意見に賛成よ」

メティナは義理の父を殺すという作戦をすんなりと受け入れたようだが、僕はそうはいかない。


そもそもだ。

魔王ガウスを討伐した先の未来は、間違いなくメティナも殺さなくてはならないだろう。

魔王を継ぐ者がいるのだ。人間がそんな不安要素に目をつぶる訳がない。


メティナは使い捨ての矢じゃない。

メティナは道具じゃない。


メティナが死ぬなんてのは冗談じゃない。

使命なんて全部ほっぽりたい気分だった。


そもそも魔王も魔王だ。娘がいるなら娘がいると言えばいいのに。これは僕の失敗じゃない、魔王の失敗だ。


とにかくメティナに魔王ガウスを討たせる作戦は断ろう。全てが泡になってしまう。


「メティナ、父を殺した後、あなたは裏切者として仲間から恨まれ、そして人間に処刑されるんです。それでもユシアの意見に賛成なんですか?」


メティナは動揺しなかった。

凛とした瞳はまっすぐに僕を見つめて、右目の瞳の中には赤い星が映っていた。しかもいつの間にか星は2つに増えていた。


「賛成よ。グランの為に滅ぶならアタシ、それでいい」


どうするべきなのか。

最適解を探すが、どれも自分の心の中に暗い影を落とす最悪で人としてするべきではない考えばかりが頭に浮かんでは消えていって……。


溜息がでた。

僕がくずれるように少しその場に座りこんでしまうと、メティナも壁に頭をつけて考え込んでしまった。



無い、無くなってしまっていた。

ふと自分の手を眺めると、親指にはめていた魔法反射の指輪が無くなっている。落としてしまったか、ユシアに盗られてしまったか……恐らく後者だろう。


ユシアに魅了の魔法をかけて言いなりにさせるという作戦は最初手から封じられてしまった。そもそも彼女が警戒していれば矢ぐらい簡単に避けるだろうが……状況は最悪だ。


「グラン、アタシあなたの事が好きよ。アタシと恋人になって欲しいの」

苦い笑顔で僕を励ますように、未来の希望を信じるようにメティナはそう言った。

僕は何も言えなかった。


息を吸って杖を使って立ち上がると、軽くしなる音を立てて杖は2つに折れてしまった。虚しさが転がる音が響く。


とりあえず、自分の脇腹の傷を手当する。

「〈回復ヒール〉」

黒い光が傷に吸い込まれていくが、途中で淡くかすんで、火が消えるように魔法が途絶えた。


「マジの魔力切れって奴です」



ユシアは最悪の気分だった、仲間2人が自分を裏切って逃げたのだから。


纏わりつく糸を無理やり力だけで引きちぎる。

1番最悪なのは、グランとメティナと戦闘をした後に魔王戦をする場合で、グランが居なければ勝った後に傷を癒す事が出来ず、戦闘面での不利と、勝っても最悪相打ちに近い状態になってしまうという2つの最悪が重なってしまう事だった。


ユシアはそう考えていた。

その頭の中の雲を晴らすように、酒に口を付けるが全て飲み干してしまっていて、酒はもう1滴も残っていなかった。


「待てよ……?」

グランとメティナだってキツい筈だ、それに指輪は私の手の中にある。私は自分の親指にグランから奪い取った魔法反射の指輪をはめてみた。

頭の中の雲が晴れた気がした。


魔王部屋まで追いつめる事が出来れば、グランが私の味方についてくれるかもしれない。


メティナはともかく、グランだけでも仲間に引き込まなくてはならない。


そう考えたユシアは、再びグランとメティナを追いかけるのだった。



「なんとかしてユシアに〈魅了の矢サヴァンアロー〉を撃ち込みましょうグラン」

「それは無理でしょうね、すられたんですよあの指輪を、跳ね返されるだけです」


メティナは額に手を当ててそれを逆の肘で支え、思考する。

「アタシの父に助けて貰いましょう、その後に父を裏切ればいいわ」


「……そうですね、とりあえずそうしましょう」


ふと自分の映った鏡を見つめる。鏡というより窓ガラスに近い構造で、おそらくこちらから向こうの部屋は見えるが、向こうからするとただの鏡に見えるのだろう。確かそういう作りだったはずだ。


鏡に薄く映ったのは、山羊のような角が頭から生え、大きく尖った耳を持つ誰かだった。まるで本当の自分の姿じゃないようだった。


「矢を貸してもらえますか?」

メティナから矢を借りる。

手に取った矢はとても鋭く、凄まじい切れ味が見て取れた。


ちょうど親指くらいの長さだった筈だ。自分の親指を耳にあてて尺を測り、爪が当たる場所を強くつまむ。


「やめてよグラン!」

メティナが叫んだ。

「これでいいんです」


痛みで声が漏れる。

矢の切っ先で耳を人間の形に戻すように、図った尺に合わせて削いでいく。


痛い、悶えるような……切り離されるような感覚の痛みがやってくる。

痛みと一緒に凄まじい集中力もやってくる。


もう片方も同じようにして削いでいく。

声はどうしても漏れる。痛みに耐えてやっとのこと両耳を削ぎ終わると僕は叫んだ。解放された気分だ。自分の頭と体が1つになっていると痛みを通じて再び実感する。


滴る痛みが僕を正気に戻していく。

次は法衣の腕の部分を矢尻で切って、頭に生えた角の根本に強く、強く、強く巻いてく。


尖り詰めた矢先で、角の根本を一周するように彫る。

線が出来るように角を削っていく。

あとは単純だった。角を壁にあてながら自分の腕で勢いよく力を込めて角をへし折る。それを見てメティナは泣き始め、何かを言っていたのだが、それどころではなかった。


痛いのだ。とにかく痛いのだ。

痛みをしずめるように荒げた呼吸を必死に抑える。


ランプを手に取って、折った角の根本をその灯火でじっくりとあぶる。痛みが歯を震わせて鳴らし、よだれが零れるほど体がのたうちまわる。

もう片方もだ、久々にしたが手慣れたものだった。


息を上手く吸えない程の痛みだった。途切れ途切れの呼吸が僕の肩を上下に震わせる。


「なんでそんな事するのグラン?」

メティナは泣きながら僕にきいてきた。


「メティナが受ける痛みはこれよりも尊い痛みなんですよ」

僕はすこしつまりながらも、そう言って適当に彼女の言葉をかわした。


「あれを貰ってもいいですか?」

「あれ?」

メティナは何の事だかわかっていないようだったので、僕は矢筒を指さした。言ってる事を理解した彼女は矢筒から小包を取り出した。

「人間が作った物しか食べないとかいってなかった?」


「ええ、でも食べてみたくなったんです」

包みの中はハートの形のチョコレートだった。元ハートって感じだ、2つに割れてしまっている。恐らくルドリカとの戦闘の時に割れてしまったんだろう。


彼女に割れた片方を渡す。

僕はメティナのチョコレートを口にいれた。


それは口の中でまろやかにとろけて、舌を優しく包み込み活力を染み渡らせる。


甘くて苦い。


たまらなくなってしまった。

僕は両の腕でメティナを抱きしめる。


息をする彼女の震えが僕の胸に伝わってきて、胸の中身がふわふわと浮かんでどこかへ行ってしまいそうな、そんな時間が僕たちをつつんだ。


「偽物の気持ちだけど、アタシ幸せだって今思ってる。グランは、グランはどうなの?」


「僕は辛くて悲しいです」

震えた声と一緒に目から暖かい温もりがあふれた。


静かな揺れが僕達の足元を這って抜けていった。

ユシアが仕掛けを作動させて、この通路の扉を開けたのだろう。こちらへと歩む音がゆっくりと僕らを通り抜けていった。


「ねえグラン、あなたに魅了をかけて2人で全部投げ出して逃げるって、アタシはそうしたい。素敵じゃない?」

メティナの提案だった。

正直にこたえると話にならないが、素敵ではあった。実に魅力的な提案だった。


「僕はそうは思いません」

僕の考えがわかったのか、返事を聞いたメティナは何故か嬉しそうだった。


「そうね、父のもとへ行きましょうか。アタシはグランに幸せでいて欲しいもの」

メティナの笑顔をみると胸が苦しくなった。


本当にこれでいいのだろうか?何か策は?正解はどこに?それこそ頭の中の考えが糸でもつれているみたいな気分だった。


本当の魔力切れが起きているこの状況で誰かが死んでしまうと取り返しがつかなくなってしまう。


半日だ、死んでから半日すると蘇生できなくなってしまうのだ。魂が完全に抜けてしまうのか、もう2度と目を覚まさないのだ。


薬はもうない、魔力ももうない。

ユシアがメティナを殺してしまえば、それが永遠の別れにつながってしまうのだ。


なんとかしてユシアに立ち向かわなくては。

当初の目的から外れるが、きっと大丈夫なはずだ。

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