第14話 アドル投獄される!

運気がない時は何をやってもダメな時はある

良い行動ですら空回りになる、


レアさんが薬草やレッドベアーの毛皮

私が使ったり人に与えたことで

落ち込んでいた事を思い出し!


そうだ!返してもらおう!

単純な考えに思い至る!


神眼スキルで渡した女性の名前は覚えている

【フランシア】当時は普通の一般人女性


この前仲良くなった

アロセールに人探しとして依頼


「わかった!」


今話題の王妃に似た名前だ!

王妃も聖者探しの情報集めをしているが

線と点がまだアロセールは繋がっていない


良いのか悪いのか

アドルくんの方が先に

王様の御子息やフランシア妃

その事実に到達!


大城行こう!

ナビさんのレアさんは必至に

不在時のログを漁り、何をしていたのか

真相にたどり着く!


コレは謝礼が貰えて 騎士になれるコースか?



皆の【聖者像の理想】が高すぎて

アドルくんが本物とは思えず


まさか聖者が薬草や毛皮の返却を

求めにくるとは思えない!


悪質な聖者の騙りとされ取り押さえられ

牢獄に入れられる!


「理不尽です!」


当の本人はまぁ冤罪なので

直ぐに解放されると思う

だが2日目3日目も投獄されたまま


「・・・」


4日目

アロセールが救助のために

教会経由で真偽鑑定官を

つてを使って牢屋に送り込む!


コレで本物の聖者か分かるはず!


身体の健康診断という名目でアドルが

呼び出され事情聴取


嘘は無い!

(マジか?!聖者が牢獄に放り込まれていた)

アドルの事をほっぽって大慌てで

大城に報告に走る!


コレがいけなかった!


既にアドルは脱走の決意は決まっていた!

その間に異次元のアイテムBOXから

武器を取り出して

【スラッシュ】連打で大穴を開けて逃走

脱獄犯として【指名手配】される!


ナビのレアさん

この状態では宿屋も飯屋も

道具屋も使えない!


早く都を出て新天地を目指そう!


近場に良いところがあるので

寄り道してくれ!


次期に指名手配が、取り消されるのだが

別の指名手配がかかる


鍛治士のギルドから

試験でアドルの名前が浮かび上がり

レアの歪な短剣の製作者として追い求められる!


★☆★☆


アロセールは王妃直々に密命を受ける

アドルの顔を知っていて

知人や友達に近い存在、


謝って【この毛皮】を返してきて欲しいと・・


今では聖者の【聖遺物】これさえあれば

幾らでも宮廷で有利に動けたものを・・


それを手放してまでの決意か!

少し気の毒に思う


旅の先であのアドルの手助けをして欲しい

資金などは気にしなくて良い!


ギルドを代理に任せて

動くしか無い状況

断るに断れない相手である!



追いかける旅に出ようとしたら

今度は鍛治士や商人のギルドに捕まる

どうしてもアドル本人や技術が欲しい!

あの存在そのものが技術の【進化の秘宝】


誰も教えるものが居なくて

適当に作ったものでさえ

今の技術を超えている!


なんとか渡りをつけて今度面会させて欲しい!

旅の街街での協力は任せてくれ!


依頼人がまた増えたのか!


興味のある事なので別に拒否しないが

あの子も今後大変そうねえと

余計な心配までしてしまった!

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