第2話始めての学校へ
朝、目が覚める。6時アラームが鳴る。マナブはうるさいなとアラームボタンを消す。そして気が付く。今日は民主大学天体科の入学式だ。カーバンクルが中々起きないので感応波で僕を起こす。カーバンクル、彼は第三世代目のキツネ科の宇宙生命体で額にルビーが付いている珍しい動物だ。誰かが地球に持ってきて繁殖し、親が僕に友達としてくれた。カーバンクル、語源はわからない。噂によるとどっかの星の生体兵器らしいが、感応波で頭の中に話しかけるぐらい、他に超能力は発現していない。僕は早速支度をし、父親の車で大学へ送ってもらった。
友人、銀河徹(トオル)が「お前も遅れてきたのかよ」と肩を並べて大学の門を通る。
星野学(マナブ)は車から降りてせっせと議事堂へ入る。高校で言う体育館みたいなところで、校長先生が人を集めて何か言うところである。
「開会式始まってるよ。俺のクラスはどこだ?」と目を凝らして探していると、トオルが「班長が手を振ってる。」
班長「早く。こっち、こっち」
僕らは早速クラスの後方の列に加わり学長先生の話を聞く。一応説明しておくが大学では校長のことを学長と呼ぶ。
学長「さて、諸君、この民主大学天体科がどうして、天体科だけでやっていけるのか知っているかね。それは天体科は万能学であり、魔法から科学、最新の量子力学まで一言で説明し、通じるものがあるからである。我々はその答えを知っており神秘は隠匿し、秘密を守らねばならない。よって直接は教えられないが、学び場を通して懸命に学習せよ。」
僕はロマンがあって良い話だと思った。万能学であり天体科に入れるのはごく一部の貴族や優秀な成果をあげた者だけ、貴族はこの民主制度社会に置いて死語で使われていないが、他の国にはまだその制度が残っているため適切な表現だと思っている。
さて、班長に誘導されクラスルームへ案内、制服とかが支給され、トオルは大学にも制服があるんだなとぼやく。班長は、これも大学の繁栄と思っての資金援助だよ。買わなくてもいいけど、記念として買っておくといいぞ。なにせ君らはこの大学の天体科だからな」
マナブは「はは、安いし、そういうことなら、かっこいいエンブレムを付いているしね」
トオルは「記念にはいいな」そういうことなんで二人とも財布からお金を出して現金で買った。どんなに科学が発展した世界でもこの現金制度は壊れておらず、紙幣でやり取りしている。僕はいつも思う電子マネーのほうが便利なんだけどね
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