第3話 そして俺らは親友になった

今日は5月15日、俺ら1年生は校外学習に夏夜水族館に来ている。

校外学習では仲良い人と行動していい事になっていたので和樹と行動する事にした。


「イルカ可愛いな」


「だよな、飛んでる所とか可愛いよねえ」


俺らは今は11時丁度のイルカショーを見ていた。

夏夜水族館の中で1番人気で普段は混んでいるが、今日は空いていたので運良く見れた。

今日は見れてよかったと俺は、安心した。

そして俺はそれを一番上の席で和樹と見ている。


「高く飛んだ!」


「凄い!」


そしてイルカが高く飛んで、水しぶきが起こった。


「ここでも飛んでくるんだね」


「レインコート着てて良かったね。

和樹ありがとうね」


俺は和樹の持ってきてくれたレインコートを着ていたから濡れずに済んだ。

もちろん和樹も濡れなかった。


「良いってことよ」


和樹は笑いながらそう言った。


そしてイルカショーが終わった。


時刻は11時半だった。


「紘太これからどこ行く?」


「ここに何時まで居れるんだっけ?」


「1時まで」


「俺、ゴマフアザラシ見たいな」


俺は和樹にそう言った。


「良いじゃん。

俺もゴマフアザラシ好きだから見に行こう」


和樹も賛成してくれたのでゴマフアザラシを見に行くことにした。


俺が何でゴマフアザラシが見たいと言ったかと言うと、好きだからだ。

そのゴマフアザラシの名前はリンちゃんと言う。

勿論メスだ。

リンちゃんの顔がとっても愛くるしくて自分は好きだった。


そうして、俺と和樹はリンちゃんを見ていた。


「リンちゃん可愛いなあ…」

俺はそう呟いた。


「笑顔が素敵よなあ…」


そしてそんな事を話しながら、30分くらい眺めていた。

時刻は12時。


「これからご飯食べようか」


「良いよ。

何食べる?」


そして俺らはレストランに行った。


俺らは思い思いのものを頼んで一緒のテーブルで食べた。


そうして食べた後で俺らは、お土産屋に行った。


すると和樹は、イルカのストラップを見ていた。

買おうとしていたみたいだったので誰に買うのか聞いてみることにした。


「そのイルカのストラップ誰に買うの?」


「誰にって、君にだよ」


「え?」


「俺はお前と親友になりたいんだよ。

何時も俺の事助けてくれてるから、俺助かってるんだ。

どうかな。」


「良いよ。

俺だって和樹と一緒にいて楽しいし、俺も親友になりたかったからね」


「決まりだな、よろしくな親友」


「よろしく」


そして俺らは親友になった。


「俺何色にするか決めた。

俺青色のイルカ買う。」


「何で青?」


「紘太のイメージカラーが青色だからだよ」


「俺、和樹のイメージカラーが青色だと思ったんだけどなあ」


「じゃあお互いに青いイルカ買おうぜ。

俺らのイメージカラーは青色って事で」


「良いじゃん」


そしてお互いに青いイルカのストラップを買った。


その後も俺らは家族へのお土産を買ってあげた。

和樹は妹と姉のを。

俺は姉と和樹の妹にお土産を買った。


そして水族館を後にして、学校へ帰った。


「紘太」


俺は和樹に呼び止められた。


「どうしたの?」


「この後暇?」


「暇だよ」


「この後遊ばない?」


「どこで?」


「俺の家でさ。

今日お祭りもあるしそれまで遊ばない?」


「何のお祭り?」


「夏夜祭って言うんだけどね」


「良いじゃん。

行きたいわ。」


「決まりだ」


「何時にどこに行けばいい?」


「2時半に夏夜高校前おいで」


「甚平着てくるね」


「分かったよ。

俺も着るから着ておいで」


「じゃあまた後で」


そして俺は家に帰った。


親友が出来て俺は嬉しかった。


これから楽しみだなあ。


よろしくね和樹。




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