▶詩がまたひとつ

 どうせ書いたって

 何も変わらない

 諦めているのにまだ書こうとする

 その心はいったいなに?


 もうぜんぶ投げ出して

 やめたと言って

 ありもしない弾丸で

 この意識をばらばらにしたいよ


 眠ってしまえば一区切り

 栞を挟めた童話のように

 永遠に

 子供の頃の夢となって散れたらな


 何を書いたって

 言葉にしたって

 変わらないことを知っているけど

 まだ少しずつ増えていく


 あたしのうた

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