第2話

地毛で茶髪のポニーテール女。

俺よか一個下の妹、

アイリだった。


「いつもいつも酷くない!?」


「もうさ、口利くのやめたほうがいいと思う。

大体さ、人の外見を罵るような女、いけないと

思う!!」


「しかもさ、のろまって言ったんでしょ!?

マジでムカつく!」


「今日はまだ、口きいてないよ...」


「お兄ちゃんをバカにする女はさ、

もうさ、バチ当たればいいのよ...!

例えば、そうね、大学受験とかでマークシートが一個ずつズレて、結果、落ちればいいのよ...!」


「あー、あいつは、多分そんなミスしないよ。

ユーコのやつ、やたらとしっかりしてっから...」


「将来は医者になるんだって...

美人なハイスペック女子になる予定って

豪語してたからな...」


「男が跪いて、高額な指輪渡されて結婚してくださいって言うよーな女に将来的にはなる予定!だともこの前、俺に宿題やらせながら、

俺のベッド、勝手に使って寝転んで漫画本読みながら部屋で言ってたし...」


「マジでムカつく!!」




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