第13話
パリエスの街並みが夕焼けに染まる頃ハービィにとって長い長い探索の一日が終わり、彼が最後に訪れたのはライチ・ライ・バクスターのアトリエでした。
芸術家の卵たちが暮らすモンマルトラの丘に建てられた、黄色いレンガ造りの小さな家。その二階が彼女の住み家であり創作に励むアトリエなのです。外壁には上階へ直通の階段がついており、そこを登れば彼女の顔を拝めるのは判っているのですが。
どうしてもハービィにはそこを登り真実と対決するだけの勇気が湧いてこないのでした。
今日だけで余りにも沢山の秘密を知ってしまいました。ライライの過去を知れば知る程に彼女の純粋さが愛しく思える一方、それを失ってしまうことが空恐ろしく、想像しただけで震えが止まりませんでした。
彼女と別れて独りぼっちの「誰でもない自分」に戻るのは耐え難い選択です。
かといって国家間、世界規模の戦いに巻き込まれて死ぬ覚悟も決まっていません。
―― いったいどうしたら良いんだ?
悩んだところで結局、階段を上る以外の選択肢など有り得ないのでした。
ギシギシ軋む
扉をノックすると眠そうな眼をしたライライがヌッと表に顔を出しました。
「あれ、どうしたのかな? 君の方から訪ねてくるなんて珍しい」
「ちょっと近くまで来たものだから……上がってもいいかな?」
「うーん、今ね、昨日の誘拐事件を歌にしているんだよ。明日にもウチのパトロンさんがパリエスにやってくるし、出来れば新作を聞いてもらいたいからさ」
もしかすると昨晩から一睡もしてないのでしょうか。
ライライの瞳の下にはクマが浮き出ていました。
そう、彼女もまたハービィとは別のやり方で戦っているのです。断じて厄介ごとを仮面の英雄に押し付け、物ぐさな毎日を過ごしているわけではないのです。
ロザンヌの言った通り、芸術家気質で妥協を知らずどこまでも純粋な女性がそこには居ました。部屋着なのでしょう、ライライはいつもよりずっと薄着でノースリーブのシャツと丈の短いズボンを身につけていました。
身近で眺める柔肌とボディラインは、何者だろうと触れることなど許されないのではないかと疑わしくなってくるくらいに綺麗でした。肌に浮く汗すら露の玉のように見えました。
中身はともかく外見は浮世離れした美人、それゆえに誤解されやすいタイプなのでしょう。
―― こんな子が寝る暇も惜しんで俺なんかの歌作っていたのかよ。
ハービィは感極まって思わずその場でライライを抱きしめてしまったのです。
「え? ちょっとどうしたの? なんか今日はおかしいよ、君?」
「……もう一人で悩み続けるのは嫌なんだ。直に答えを聞かせて欲しい」
人に慣れていない子犬のようにライライは腕の中でモゾモゾともがきました。
―― ああ、これはダメだ。勢い任せで距離を縮めようなんて乱暴すぎるぞ。
相手のウブな反応からハービィは刹那で悟り、名残惜しいけれどそっと
キョトンとしているライライに、二段階ほどギアを下げたハービィは出来るだけ感情を込めずに今日見聞きしたことを語ってきかせました。
「実はね、今朝ロザンヌさんから食事に誘われて。その席で過去の君について色々と話を聞いたんだ」
「あー、うん。そうだったの。お姉さまが。あの人から見れば私達は危なっかしいんだろうからねぇ。年長さんはお節介を焼きたくなるんだよ。あまり気にしないでいいから」
「気になるよ。おまけにラタの奴まで現れて、君が一人で知り合いの墓参りに出かけた事まで告げ口してきたからね。お陰で……こっちの心はボロボロだ。もう何も手に付かないよ」
ショックを受けたライライの顔つきは、奥歯で苦虫でも嚙み潰したようでした。
そんな顔、ハービィにとってまったく未知の面持ちでした。
計画が
「……そっか。バレちゃったんだ」
「どうしてだ? 俺が二人目なら、なんで初めからそう言わなかったんだ。本当のことを言ったら、俺がビビッて逃げ出すと……そう思っていたのか?」
「そうじゃないよ。むしろ逆。一人殺して、なおも二人目を求める……私がそんな酷い女だとバレたら、君はきっと私のことを愛してなんかくれないでしょう? 君の愛情表現を詳細に知りたかった。より良い歌を作るために。そして、私自身が無感動なお人形さんを卒業するために」
―― 俺の愛情表現が知りたいだって? へぇ、何なら今すぐ教えてやるぞ?
今までずっと尻に敷かれっぱなしだったハービィにとって、追い詰められた素顔の彼女はまったく未体験の領域でした。
そんな これまでの反動でしょうか。
ハービィの胸中では、情欲と
きっと、ロザンヌの話を聞いていなかったら自暴自棄になって暴力的に振舞っていたことでしょう。そして二人の関係はこの場でオシマイになっていたことでしょう。
でも、過去に彼女の信頼を裏切った男と同類にまで落とされるのはゴメンでした。
悪しき心は寸前で踏みとどまり、ハービィの思いやりと生来の優しさが勝ったのです……辛うじてですが。
ハービィは我が子を諭す親のような口調で言いました。
「……お人形さんだったら、そんな風に苦しんだりはしないよ。甘い話には裏がある。それを判った上で話に乗ったのは俺だ。ここへ来たのは、恨みを君にぶつけたいとか、怒鳴り散らしたいとか、そういう真似をしにきたわけじゃないんだ。多分もっと建設的な対話を望んでいたんだと思う」
「うん」
「もしかすると知っていても、知らないフリをすべきだったのかもしれない。ただ、本気で二人の将来について考えるなら……そこに誤魔化しがあるのは良くないと思う」
「確かにね。私もそう思うわ」
ライライは深いため息をつくと、額に手をあてて長考に入りました。
どんな嘘で誤魔化してやろうかと考えているわけではなく、嘘なしで二人の冒険を続けるにはどうすれば良いかを考えていたのです。
そして長考の果て、遂に口を開いたのでした。
「クリムはね……前のアルカディオは……女性を危険な目に遭わせまいと気を使う、騎士道精神にあふれる人だった。女には家でお留守番をさせたい人だった……だから、冒険には同行させてもらえなかったし、世界の異変についても詳しく教えてもらえなかった」
「うん」
「だからね、彼を死なせてしまった時、もう同じことは繰り返さないと決めたの。今度は私も冒険に参加して苦労を分かち合おう。笑う時は共に笑い、泣く時は二人で泣いて……どうにもならなかったら一緒に死ぬんだって……私だけが勝手にそう決めてた」
「うん」
「……ごめんね。独りよがりにも程があったよね? だから、預けた仮面を一度私に返してくれる」
「え!? おい! それこそ勝手だろ! まだ話の途中じゃ……」
「そうじゃなくて。素顔のキミに戻って今夜一晩ゆっくり考えて欲しいの。明日の午後三時にパトロンと面会の約束をとりつけてあるから。そこで貴方を紹介してしまったのなら、もうアルカディオとして後戻りは出来ないの」
「つまり?」
「二時に私達で待ち合わせをして、そこで貴方が来なかったらそれっきりにする。そういうこと。貴方は英雄の重圧からも、死の危険からも、嘘つき女からも解放される。その後は好きに生きて。待ち合わせ場所に貴方が来てくれたら、全てを納得して受け入れたのだと判断するわ。一緒に冒険の続きをしましょう」
「あの、俺は……」
「ここで結論を出すべきじゃないわ。ゆっくり考えて。本当に死ぬかもしれないの、これ以上は」
「判ってくれた? さぁ仮面を返して。今まで君を騙していたの、ごめんなさい」
言われるがまま仮面を渡すと、ハービィはその場で棒立ちになっていました。
気が付くと目前で扉はしまり、彼は一人階段の踊り場に残されていました。
ここへ来る前と何も変わってはいません。
ただ、懐中からアルカディオの仮面が無くなっていました。
その喪失感は強く彼を打ちのめしたのです。絶望的なまでに。
―― するべきか、せざるべきか、それが問題だ。
どこへ向かうでもなく、ハービィは夜の繁華街を歩き続けていました。
街の明かりは涙でぼやけた視界にはやけにまぶしくて、あらゆるものが光り輝いて見えました。道に立って客引きをしている女性ですらも、今のハービィには身近な存在に感じられるのでした。
「ねぇーそこのお兄さん。ちょっと遊んでいかない? お兄さんなら若くて元気そうだから、安くしておくわよ~」
「はぁ、どうも」
―― そうだよなぁ。この世に女性はライライ一人じゃないし、男性だって俺一人じゃない。俺が別の女性を選ぶことも、彼女が別の男に仮面を託すこともこの先に起こり得ることなんだ。
だからといって商売人のお姉さんに熱を上げる気にもなれず、ハービィは丁重にお断りして道を歩き続けるのでした。
繁華街の通り端では「天ノ瞳教団」の関係者とおぼしき導師が道行く人たちに説教を試みていました。
「いずれ終末はやってくる。天眼さまはそれを我々に警告して下さったのです。死は等しく誰の身にも訪れます。王であっても、農夫であっても。死後、天の国でどのような待遇を受けるかは現世の行いによって決まるのです。天眼さまはいつも我々を見ているのです。だからこそ我々は清貧を心がけ、隣人に手を差し伸べなくてはなりません。人を救うことは自身を救う事にも通じるのです。いいですかぁ、酒なんぞ飲んでいる金があったらですね~教会に寄付すべきなんですよ~」
「うっせぇ! お前の息だって酒くさいぞ」
「物価が値上がりして寄付する金なんぞないわ、ヒック」
よくもまぁ、みんなペラペラと舌が動くものです。
ハービィはそれを一見したきり立ち止まりもしなかったので、聴衆と揉める導師がどうなったのか
ただ、彼の言う事にも一理あるように思えました。
この世で万人に平等なものがあるとすれば、それは時間と死の二つだけでしょう。人はいつか死んでしまうものなのです。
死ねば人はどうなるのでしょう?
導師が言うように死後の世界があるのでしょうか?
それとも自分という意識は
この世の終わりに皆が内心おびえています。それを
これまで戦った敵でさえ、何度も死を覚悟する場面がありました。
この先も幸運を期待するのは余りにも虫が良さすぎるように思えました。
そして頭にチラつくのは昼間みた墓場の光景です。
―― 好きな女の子や世の中の為に戦うのもそれは立派な行いだけど。格好つけた所で死んでしまったらオシマイなんじゃないか? 生前にどれほど期待されていようが、死後は墓参りに来る人さえロクに居やしない。酷い話だ!
見栄も外聞も、墓標という結末を見せられた後では戦う動機に成り得ません。
―― 英雄譚の勇者たちも俺みたいに悩んだんだろうか? そういう格好悪い部分は、ライライがしたように詩人が改ざんしてしまったのかもしれないな……。
やはりライライとの待ち合わせをすっぽかして逃げ出すのが正解なのでしょうか?
今となってはライライが先代の話を伏せていた理由もうなずけるというものです。
知ってしまえば、とても以前と同じ「軽くてお気楽な」関係に戻れそうな気がしませんでした。
恐怖と苦悩。ライライが嘘で誤魔化していたのはそこだったのです。
もう繁華街も終わりだというのに、ハービィの素人哲学は尚も終わりません。
最早、目に映る光景と思考が切り離されてしまったかのように、考えと足だけが勝手に先へ先へと進み続けていました。
ライライは夢のためなら死んでも
何がそこまでさせているのでしょう?
死なせてしまった先代への
きっと本質的に彼女は芸術家で自分の人生を一つの作品みたいに考えているのです。
ハービィは「ライライの人生」という名の長編詩に招かれているのです。
私と共に「信じた芸術」になって欲しい。彼女が言わんとする事はそれでした。
もしかすると死んでも構わないどころか、美しく物語に
―― つまり彼女は、芸術ガンギマリ勢だってことか。
英雄として歴史に名を残したい。そんな気持ちは確かにハービィの中にもあったのです。だからこそリトルマッジ村でライライに見初められたのですから。
でも「その為に命をかけられるか」と尋ねられたなら、たとえ相手がライライであろうとハービィは我に返ってしまうのでした。自分なんかが世界を救うだなんて、あまりにも現実とかけ離れた夢想でした。そんな物の為に死ねと言われてそれを素直に受け入れるなんて……ハービィには馬鹿げているとすら感じるのでした。
先代への贖罪と言われたら、ますます
「わかんねぇよ、俺には」
考えはいつまで経っても堂々巡り。ハービィ一人だと、一晩どころかひと月あったとしても答えは出そうにないのでした。
哲学者の真似事をして、独り散策するのも飽き飽きです。
やがてハービィの足は水晶竜の宿へと向いていました。
彼を出迎えたオデにオン師匠は弟子の顔を一目見て色々と察したようでした。
「どうした? 酷い顔をしているな。結婚詐欺にあって、その上 医者から余命宣告を受けたみたいな顔だ。あまり事態は好転していないと見たね」
「当たらずとも遠からじというか……師匠、少し相談したいことが」
「ふむ、裏の修行場に行こうか。少し体を動かした方が気も張れるかもしれんな」
宿の裏手にはハービィが半月の間特訓に励んだ修行場がありました。
思えばここで楡の木を蹴って三角飛びを身に着けたのが全ての始まりでした。
感慨にふけっていると、師匠が練習用の木刀を手に取り正眼に構えたのです。月明りの下、堂に入った師匠の構えは、山が動いたかのような衝撃を弟子に与えました。
師匠は前垂れに日の丸入りのオリエンタルな
「どれ、一ヶ月の間にどれほど成長したのかな? 腕試しといこう」
「しかし、今は決めなければいけない大切なことが……」
「根を詰めすぎるのもよくない。なーに気晴らしだよ。気楽にきたまえ」
「は、はい」
思えば師匠が直々に
そして、これが最初で最後になるかもしれないのです。
遊び半分で終わらせていいはずがありません。
ハービィは力いっぱい木刀を握りしめ、全てを出し切るつもりで気迫を込めて叫びました。
「いきます!」
「おう、良い気合いだ。空元気で終わるなよ」
「どうした?」
「まだまだ踏み込みが足らんぞ」
「せっかくの得物が、それでは届きもせん」
子どもと大人、いやそれ以上の力量差がそこにはありました。
剣も砕けよとばかりに打ち込んだ一撃は虚しく空を切るか、地面を叩いて持ち手の方が痺れるばかり。防がれているのではありません。まったくカスリもしていないのです。
オデオンは軽やかな足さばきと、僅かばかりに身をひねるだけで攻撃をかわし続けていました。手にした木刀は使いもせず、ひたすらハービィだけに打たせていました。
つまりは完全に見切られているのです。
わずか数ミリ単位でよけられた時、ハービィは背筋に冷たい物を感じました。
―― 師匠が教えてくれた剣法なのだから、こうなるのは当然なのかもしれない。けれど、せめて一太刀浴びせないと。
ハービィは奇策として、スライディングで相手の足元をくぐる体術「潜水」を試みました。
正確には足元をくぐると見せかけてすれ違いざまに師匠の足首をつかんだのです。
右足を引っ張られ、バランスが崩れた所へ「飛び魚突き」
体当たりと共に木刀の柄尻を当てにいきました。これは流石にいなし切れず、師匠はついに己の得物でそれを防ぎました。今まで霞のようにとらえ所のなかった師匠が、とうとう実体をさらけ出したのでした。
そして、体当たりを受けた勢いで師匠が数歩後退し、楡の木を背負ったのです。
ここで出す技は一つしかありませんでした。
―― ゴーカイ流体術、とび影!
楡の巨木を蹴って三角飛び、高所をとったハービィは木刀を振りかぶりました。
師匠の目は地面を見つめたまま、こちらの動きを目で追うことすら出来ていませんでした。ハービィが勝利を確信したその瞬間、師匠は素早く飛びのいて弟子の振り下ろした一撃を見事に避け切ったのでした。
―― 嘘だろ? 見える体勢じゃなかったのに!
ぼう然としたハービィの喉に、師匠の木刀が突き付けられました。
師匠はニヤリと笑ってから武器の切っ先を下ろしました。
「勝負ありだな。だが、見事だった。ゴーカイ流の技を自分のものにしたな」
「あ、ありがとうございます。で、でもなんで最後の一撃が避けられたんです? 初めて教わった思い出の技だから、バレバレだったとか……?」
「いーや、見えていたよ? ソレガシは君の動きを目でとらえていた。勘ではなく適度に引き付けた上でよけたんだ。カウンターで決める為にな」
「嘘ですよぉ、師匠はずっと下を見ていたじゃないですか」
「そこまできたら、あと一歩だ。ゴーカイ流は自分で考える」
「え? あっ、そうか!! 影だ! 師匠は月明りの映す影を見ていたんですね。だから空中にいる俺の動きも読めていたんだ! そうでしょ?」
「その通り。これぞゴーカイ流戦術『影見』である。影は間合いをはかる時の目安となり、正確な見切りを可能とする。光源を背負い、地面に映った物差しを味方につけるのだ」
「そうか、俺の武器がまったく当たらなかったのはそのせいか」
「それだけではないぞ。通常、剣士の視野に収められる相手は前方に立つ一人だけ。しかし、地面に映った影ならば話は別だ。背後や上空の相手がどう動いているかも影を見れば見極められる。もし、一人で複数の相手と戦う時には試してみるといい」
「そ、それは凄い!」
大はしゃぎの弟子を目にして、オデオンは満足げにうなずきました。
「どうやら
「え?」
「死んだ魚のように濁っていた目が生き返ったじゃないか」
「そ、それは……学んだことを試せるとなったら嬉しくなっちゃって」
「それでいいんじゃないか? 世界を救うだなんだと、気負いすぎだよ、若造が。世界は広いし、強い奴は沢山いる。悩んでいる暇があったら、もっと学び、試すことだ」
「は、はい」
「ゴーカイ流における敗北の定義は『自らの死』だ。生き残りさえすれば別の道も見えてくる。だからといって、勝利の定義は『相手の死』ではないぞ。『目的を成し遂げること』だ。格上が相手なら目的を達するために手段など選ぶ必要はないぞ。戦わずして勝ってこそ達人よ」
「成程、何か見えてきたような気がします。俺の目指す道が」
「無様であろうとやるからには勝て。出来れば自分で そこまで気付いて欲しかったが、今回は時間もない故に特別だ」
「押忍! 本当に……色々と、ありがとうございました」
ハービィは深々と頭を下げて謝意を示すのでした。
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