第5話 なんか女友達の様子がおかしい

 帰宅してなんだかんだ、飯とか食って今は風呂に入っている。

暖かいお湯に包まれながら俺は今日の出来事を思い出してにやけていた。


 いやぁだってさ?好みど真ん中の子の前でかっこつけれたうえ、ラインも交換できてお礼もしてくれるんだぜ?そりゃ最初はお礼なんてしてくれるなんて思ってなかったし、下心4善意6だったし。でも健全な男子高校生の欲求はなかなか手ごわいみたいで。お礼の内容とか気になるし、ラインで会話続くかもしれないし。

  

 そんなこんなで風呂を出てスマホを確認すると、


ももか:隆明くん!こんばんわ~!今日はありがとう!!おかげで無事家に変えれたよ!!


ライン来てた


俺はすぐさま髪を乾かし、服を着て自分の部屋に向かった。


 さて、なんて返信しよう。無難に「おう、全然いいよ。無事でよかった」でいいかなぁ。でもそれだと、すましてるって思われないかな。


まぁいいや、いつも花恋としてる感じでいいか


たか:おーーそっかよかった!明日からも下校の最中は気を付けなよ?


うん。このぐらいならいいかな。返信をして2分くらいたってすぐ返信が来た。


はやっ!!これまじで脈あんじゃね!でもあれか、お礼のためってのもあるか。


ももか:明日からも怖いんだよねー、私途中までは友達と帰ってるからいいんだけど、いつもあの辺から一人なんだよ。だからこわいな~



はぁい、これは来ました。こんなん送ってもらいたいって言ってるようなものじゃん。


男隆明いっきま~す


たか:よかったらだけど、明日もあそこから一緒に帰る?


返事を送ってすぐ返信が来た


ももか:よければおねがいしてもいいかな?学校終わるタイミングとかまた明日連絡するね~!じゃあ、おやすみ!!!


たか:おk!おやすみ!!


なんかいい感じだなとおもいつつ、花恋からラインが来ているのに気づかず俺も寝てしまった。


かれん:隆明!明日は図書室ね!!!それと一緒にかえろ!!!


かれん:あれ?隆明?



 朝起きてスマホを見ると、花恋からラインが来ていることに気が付いたが今日学校で言えばいいかとおもい無視しといた。

目的はこっちでへへ


ももか:おはよ~!今から学校だよ~(笑)隆明君も頑張ってね!また連絡するね!


なんともまぁ!うへへ


たか:おはよ!ありがと!そっちもがんばって!連絡待ってる!


 そんな結構いい感じのラインで朝のつらい眠気なんて吹っ飛び朝飯を食い、いろいろ準備をして家を出た。


家からすぐ出たとこに見覚えのあるシルエットが見えた。花恋だ。しかも雰囲気が怒ってる!ライン無視したからか~!

 俺はいたって冷静に花恋に声をかけた。


「よぉ花恋。おはよう。どうしたんだ?花恋が朝俺を待ってるなんて珍しいな」


声をかけると案の情笑顔だけど目が笑ってない花恋がこちらを振り返った。


「学校中の男子が羨む私の下校のお誘いラインを無視なんていい度胸だね。なんで無視したのか教えてもらおうか???隆明君」


やべぇすげぇかわいい声なのに威圧感がぱねぇ。学校の一部の男子に録音して売ったら一か月は金に困らないな。



 「いや、昨日は、は早く寝ちゃってな。朝気づいたけど、どうせ学校で会うしいいかとおもってなあはは」


 そう乾いた笑みと一緒にそういうと、花恋はため息をついて


「まぁ別にいいけど。で、今日は一緒にかえれるの?ちょっと一緒にいきたいところあるんだけど」


 そういうことか。でも悪い花恋。俺は天使桃花様についていく義務があるんだ。


「あーそのことなんだけどわるい。今日はどうしても外せない用事があるんだ。また今度にしてくれ」


「は??」


花恋は今までにないくらい驚いた声を出していた。


そりゃそうだ。今の今まで花恋の誘いを断ったことなんてないんだから




_________________________________



どうもまるです!!



なんか切り悪いけど、文字数的にいったん区切ります!



応援してくれるとうれしいな!!

あと、次回から嫉妬するかわいい花恋が見れると思うのでおたのしみに!!!

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俺にいい感じの子が出来たら仲のいい女友達の様子がすごくおかしい まる @kanamaru16

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