第4話 これが俺たちの分岐点

 

 はぁ…今日はすごく疲れた・・。

追及が結構おおくて今日は一応図書室での時間をなくして帰ろうと花恋との話し合いでなったので一人さみしく下校をしている。


 でもたまにはいいのかもしれない。花恋と出会う前は、もともと一人だったのだしおれには一人があってるのかもな。


 にしても花恋はすごいよな。モテてもそれを自慢しても全く嫌味に聞こえない。

あいつはここまで来るのに努力をしているしそれを知っているから自慢されても嫌味に聞こえないんだろうな。


 でも今日ので分かった。俺と花恋は釣り合わない。俺も花恋以外の女の子も見つけないとな。

そしたら花恋も気兼ねなく男を選べるし。


 そんな考えことをしていると、路地のほうから声が聞こえてきた。


「やめて!!!私はやく帰りたい!!!はなして!!!!」


うわ、ド定番来たよ…なんだこれ…


 まぁほっとけないし、見に行くか…

路地裏をみにいくとそこには2人の男と女の子がいた。

その女の子を見た瞬間俺の体に電流が走った。

 とてつもなくかわいかったのだ。そりゃ花恋もかわいいけどそれ以上に俺のタイプど真ん中だった。

きれいなボブカットの茶色の髪の毛。クリりとした目。すっと通った鼻筋。

ぷっりとした唇。

 情けない。花恋という美少女をちかくで見てきたというのに、かわいい女の子には慣れていると思ったのに・・

おれは一目惚れしてしまったのだ。。

 そんなこと自覚したら黙ってれるわけない。

場面は好きな女の子が襲われてて、それを助けれるのはおれだけ好感度アップをする絶好の機会。下心満載で助けるなんてくずだと思うけれど、でも俺の体は止まらなかった。何を思おうが関係ない。いいことをしたことには変わりない。俺だって男子だ。かわいい子みたらかっこつけたいに決まってる。


 俺は、手を強く握って絡めれている現場に突っ込んだ。


「おい!!!!なにしてんだ!!!嫌がってんだろ!!はなしてやれよ!!!!」


震えてたと思うでも、好きな子が襲われてると思うと怖くなんてなかった。


男とその女の子はこちらに視線を移した。


「っち人が来た!おい!いくぞ」

「うっす!」

俺が声かけると男たちはすぐに、その場を去った。


女の子は今にも泣きそうで、でもすこし安心したような表情をしていた。


「ありがとうございます!!と助かりました!!」

その女の子は目に涙を浮かべてすこし笑ってお礼を言ってくれた。


「大丈夫、なんか声が聞こえたから見に来たらかわいい子が絡まれてたから、助けようと思っただけ。無事で安心したよ」


そういうと女の子は、すこし顔を赤らめて「か・・かわいい」なんて小声で言っていた。

なんだこの子うぶなのかな?と微笑ましいなと思ってると


「私、高須 桃花(たかす ももか)といいます!差し支えなければあなたの名前も教えてもらえませんか?」


名前もかわいいな。。しかも向こうから教えてくれた!これはチャンスだな。


「そうなんだいい名前だね。おれは酒井隆明。高2だよ」

一応年齢も教えておく。ぱっとみ同い年に見えるけどいくつなのかな。


「隆明くん。いい名前ですね。私も高2です。ちなみに学校はどこなんですか?」


やっぱり同い年か。この子学校では見かけないから違う学校だな。こりゃ運がない。


「四季川高校だよ。高須さんは?」


「桃花でいいですよ。私は戸部高校です。隣町ですね。でも家はここらへんなんです。四季川は第1希望だったんですが、落ちてしまって…」


そういって自分のことをどんどん話くれる高須いや桃花。


「そっか、桃花って呼ぶね。同い年だから敬語じゃなくていいよ。俺もここら辺に住んでるし、よければ一緒に帰る?」


 大胆に帰る?なんて聞いたけどこれじゃさっきの男と変わんねぇと思ってると


「よければ一緒に帰りたい。さっきのでまだ怖いんだよね…」


きたぁぁぁぁぁぁ。これって、結構いい感じなんじゃね?このままラインも聞いちゃう?そんことを思ってると、


「よければライン交換しない?助けてもらったから今度お礼したいし、連絡できる手段あったほうがいいかなって。」


はい、明日死ぬのかな俺。


「お礼なんていらないけど、してくれるっていうならしてもらうよ。これ俺のラインQRコード。」


「ありがとう!じゃあそろそろ帰ろ~。」


「おう」


であってわずか15分ほどでいい感じになってしまったのである。


「ここらへんでいいよ~もう家近くだから。ありがとね!また連絡するね!!」


少し雑談しながら10分近く歩いたところで桃花がそう言ったので少し名残惜しいが、さすがに家まではだめらしい。そりゃそうだ。


「おう!お礼楽しみにしてる。俺も暇だからラインしてくれ。それじゃ気を付けて。」


そう言ってにやけながら帰路についた。


_____________________________________




 どうも、まるです!!2本更新しましたが今回の話これから重要になるので結構長くなりました。



今回も読んでくださりありがとうございます。


ヒロインが2人いるのでどっちかは負けになるけどどっちの世界戦も用意してるんでよかったら完結まで付き合ってください。



ではまた次回!

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