主人公の瑠都が、飛ばされた先の異世界で「リメル」という崇高な存在として祭り上げられ、天が決めた夫達「リメルフィリゼア」と暮らして行くお話です。
いきなり異世界へ飛ばされるし、いきなり崇高な存在扱いされるし、いきなり夫がいっぱい宛がわれるしで、瑠都は当然困惑します。
元の世界の家族環境がお世辞にも良いと言えず、引っ込み思案な性格もあってリメルフィリゼアとの距離間に悩む瑠都ですが、少しずつ少しずつ親睦を深めていく事になります。
瑠都やリメルフィリゼア達の心理描写が丁寧に描かれており、不器用ながらも互いを想い、距離を縮めようとするやりとりを見る事が出来ます。
一妻多夫の関係ですが性描写は今の所ないので、じれったくてほんのり甘い恋の過程を楽しめます。
貴族間の不穏な雰囲気や、リメルを狙う存在もあり、今後どうなってしまうのか…楽しみです。