第5話 灯す手と手

 

  

 スティリオは玉座に腰掛けながら、眼前の者たちを見下ろした。


 向かって右側には、桃色のドレスを纏ったリメル、瑠都。左側には、瑠都と向かい合うようにして、リメルフィリゼアたちが一列に並んでいる。玉座に続く段の前、右の端にはルーガが立っていた。


 壁に沿って並ぶ兵士たちが物々しい雰囲気を醸し出している。その者たちの顔をゆっくりと見渡すと、兵士たちは皆、緊張した面持ちで中央に立つリメルとリメルフィリゼアたちを見つめていた。

 更に、スティリオから最も遠い位置では、瑠都付きの侍女、ミローネとフーニャが、心配そうに見守っている。


(――さて、どうなるか)


 二百年ぶりに、この世界に渡ってきたリメル。これから、その夫となる、リメルフィリゼアたちとの顔合わせが行われるのだ。漂う重い空気に、スティリオでさえ僅かな緊張を覚える。


 先程から視線を、謁見の間の中央に敷かれた長く赤い絨毯に固定したままで、一向にリメルフィリゼアたちを見ようとしないリメル、瑠都。自分の一人娘と同い年のその娘を見て、スティリオは複雑な気持ちになった。


 大勢の者の視線に晒されて、夫となる者たちと引き合わされる。もし一人娘マリーを同じ状況に置いたのなら、「やってられない」とすぐにでもこの場から去ってしまうだろう。


 それに比べ瑠都は、俯き気味ではあるが、しっかりとこの場に留まって、逃げ出さずにいる。健気な娘だと、思った。


(そういえば、マリーがルトに会いたいとしきりに言っておったな)


 もう少し落ち着いてから、と伝えれば、恨めしそうに頬を膨らませていた。今度機嫌を取らなければと考えながら、静かに立ち上がる。



「我が愛すべきジーベルグに訪れし、リメルに感謝と祝福を。……まあ、堅苦しいのは止めにしようではないか。ルト、我々は本当に、感謝している。そして君にも、とびきり幸せになってほしいと、思っているのだ」


 ゆっくりと言い切ったスティリオは、段の下に控えるルーガを見る。


「ルーガ、頼むぞ」


「はい」


――さて、どうなるか。


 もう一度心の内で呟いて、再び玉座に腰掛けた。



「では、始めるとしましょうか」


 ルーガの優しげな声が、静まりかえった謁見の間に広がった。


「順に、前へ」


 その言葉に足を動かしたのは、眩い金色の髪を持った男だった。白い軍服を着こなしたその男は、瑠都の目の前で立ち止まる。二人の視線が、交差した。


 完璧な人だと、瑠都は思った。


 目の前の人の内面も、生い立ちも、まだ何も知らないけれど。完璧な人だと認識せざるを得ない、圧倒的な空気を纏った男だった。神秘的な海を思わせる深い青色の目が、瑠都を見つめる。それが無性に恥ずかしくて、瑠都はそっと視線を外した。

 こんな人と結婚だなんて無理だよと、今にも泣き出してしまいたい気分だった。


「これなりますは、ジーベルグ王国軍第二部隊隊長、ジャグマリアス・トーセ。齢、二十六でございます」


 ルーガの紹介を受けて、目の前の完璧な男は、端正な顔に華やかな笑みを浮かべた。


「親愛なるリメル、ルト様。先日は名乗っただけですぐに退室してしまい、申し訳ありません」


 先日とは、ジャグマリアスと、他のリメルフィリゼアたちの胸に、花が咲いた日のこと。

 あの時、混乱する瑠都の気持ちを察したルーガに促されて、ジャグマリアスともう一人の男は名乗っただけですぐに去ったのだ。


「いえ、あの、私も混乱していたので……」


 もし今この空間に他の雑音があったのなら、ジャグマリアスまでは届かなかっただろう、か細い声で瑠都は答えた。見つめられ、声をかけられれば、見つめ返すしかない深い青色。瑠都の言葉を聞いても、端正な笑みは崩れることがなかった。


「ルト様、ジャグマリアス殿。この機に、魔力とリメルテーゼの交換を行っていただきたいのです」


 リメルには、生きていくために必要な魔力を。リメルフィリゼアには、魔力の質の向上、幸福や成功、安泰が約束されたリメルテーゼを。


 この世界に来て、八日。一度も魔力を受け取っていない瑠都の体は、確かに倦怠感を覚え始めている。


「でも、それは正式に婚姻を結んでからじゃ……」


「確かに、そうでございます。しかしこうして、お互いに結婚を了承して対面している今、婚姻を結んだとなんら変わりないと考えているのですが」


 瑠都の問いに堂々と答えたルーガは、すぐに茶目っ気たっぷりに笑ってみせた。


「実はリメルに関する文献を読み返し、その可能性に気が付いたのでございます。ルト様のお体もお辛いでしょうし、ここは一つ、試してみてはどうかと」


 確証はないと言い切ったルーガに、玉座のスティリオが苦笑を浮かべた。


「分かりました。ルト様も、よろしいですか」


 ジャグマリアスは、すぐに了承した。眼前の瑠都を見下ろして、問う。


「はい。でも……あの、どうやって」


「簡単ですよ。お手に触れても、よろしいてすか」


 ジャグマリアスはまた歩を進めて、瑠都との距離をつめた。答えを聞く前に、彫刻のようにしなやかな右手が、瑠都の白い右手に触れた。温かい体温が伝わって、頬に熱が宿る。


 視界の端で、見守ってくれているフーニャが口元を手で押さえて、どうにか興奮を押さえようとしてるのが分かった。けれど、瑠都にはそんなフーニャを気に留めてる余裕はなかった。


 どうしてこんなに、鼓動が高鳴っているのか。この柔らかな温度を持つ人が、まるで絵画から出てきたかのような、洗練された人物だからか。それとも、この人が、一生を共にする人だからだろうか。あるいは、そのどちらもか。


 握られたまま、胸の高さまで持ち上げられた手を少しも動かせない。もしかしたら、緊張によって手が湿っていたかもしれない。手に触れてもいいか問われた時に、もっと堂々と答えられたならよかったのに。

 頭の中で色々なことを考えながらも、視線は深い青の瞳に捕らわれたまま。

 静かな海に、引きずり込まれてしまいそう。


 頬を赤く染める瑠都に、ジャグマリアスがまた優しく笑った。


「手に触れて、魔力を送りたいと、そう思うだけでいいのです」


 ジャグマリアスが言うと同時に、温かな何かが、ジャグマリアスの手から瑠都の手へと伝わってくる。手から体全体へと、巡るように満たしていく。それは、魔力だった。


「温かい……」


「はい。今、私の中にも、ルト様から温かいリメルテーゼが流れ込んできているのが分かります」


「え、私も今、リメルテーゼを送っているんですか」


「魔力を送れば、自然に同じ分だけのリメルテーゼが返ってくるのですよ。私も文献でしか読んだことがないのですが。どうやら、本当だったようですね」


 謁見の間の中央で、手を取り合いながら見つめ合う二人。まるで昔見た物語の一場面を再現したかのような、優美で、甘美な光景。夢の中にいるみたいだと、この場にいる者の大半が、そう思った。



 どれくらいの時間が経ったのだろうか。実際には、それほど長い時間ではなかったのかもしれない。

 そっと離された手。同時に、温もりも去っていった。


「ルト様。これから、長い人生をあなたと共に歩めること、光栄に思っております。未来永劫あなたを守り、支えになることを誓います」


 元いた世界では、聞くこともなかった甘い誓い。


 瑠都から少し距離を取って深く礼をしたジャグマリアスは、静かにリメルフィリゼアたちの並ぶ列へと戻っていった。


「では、次の者、前へ」


 ルーガに促されて次に前に出たのは、ジャグマリアスの隣に立っていた男。表情に少しの緊張を滲ませているその男に、瑠都は八日前にも会った。

 ジャグマリアスと一緒にあの客間にやってきて、胸に熱を感じた、茶色い髪の男。


「ジーベルグ王国軍第二部隊副隊長、フェアニーア・チゼリテット。齢二十三でございます」


 先程のジャグマリアスより幾分か離れた所で瑠都と向き合ったフェアニーアは、ルーガの紹介を受けて深く礼をした。

 さらさらとした茶色の髪、橙色の目。ジャグマリアスと同じ、白い軍服に身を包んでいる。


「先日は、失礼いたしました。改めまして、フェアニーア・チゼリテットと申します」


「いえ……ルト・ハナマツです」


 フェアニーアにつられて思わず瑠都も名乗る。


 堂々と立ち振る舞ったジャグマリアスとは違って、フェアニーアからは、この状況に対する緊張と戸惑いが見て取れた。それに、少しだけ安堵を覚える。


 だからフェアニーアが手を取れる位置まで近付いてきても、瑠都は幾らか平静でいられた。


「触れても、いいですか」


「は、い」


 だからといって、触れられても平気なわけではない。


 フェアニーアの手も、温かかった。ジャグマリアスよりもわずかに温度の高い手から、魔力が流れ込んでくる。瑠都からフェアニーアにも、特別な魔力、リメルテーゼが届いているのだろう。フェアニーアが驚いたように息を飲んだのが分かった。


「……私も、必ずあなたをお守りいたします。白き兵士の名において」


 真摯な誓いだった。橙色の瞳は、決して嘘をついていないはずだ。離れていくお互いの手を、どちらもがじっと見つめていた。



「ジーベルグ王国軍護衛・警備部隊隊員、マーチニ・ストレーゼ。齢二十四でございます」


 次に前へ出た男は、濃紺の軍服を纏っていた。しかしジャグマリアスやフェアニーアのように、マントは付いていない。

 放っておけば肩に付いてしまいそうな緑の髪を後ろに流しているマーチニは、髪よりも深い緑の目を細めて、微笑んでいる。見た者を夢中にさせてしまいそうな、甘い笑み。


「やっと会えた、麗しの人」


 マーチニが立った位置は、初めから近かった。断りもなく瑠都の手を取ると、手の甲に口付けた。


「ひえっ」


 柔らかな感触に瑠都は思わず、らしくない声を出してしまった。謁見の間の端ではフーニャが興奮のあまり飛び上がり、ミーロネに睨まれていたが、今度はそれに気付く余裕すら瑠都にはなかった。


「そんなに、驚くことはないでしょう」


「あ、あの……」


 困ったように笑っているが、マーチニは楽しそうだ。


「あなたがここに来た時、俺もいたんですよ。あなたが降ってくるのを、見てた」


 瑠都は、この謁見の間の天井から、たくさんの花びらのと共に現れた。そして後にリメルフィリゼアとして花開いた六人全員が、その場にいたのだ。


「女神が舞い降りたのかと思いました」


 とろけるような、とびきりの甘い笑み。ジャグマリアスとはまた違った性質の笑みに、瑠都は今度こそ何も言葉を返せなかった。その間にも、マーチニに握られたままの手からはゆっくりと魔力が注がれ続けている。


「その内慣れてくださいね、俺に。人生は長いんですから、ゆっくりと、お互いのことを知っていきましょう」


 触れ合った手は最後に、親指で手の甲から指先まで撫でるようにしてそっと解かれた。離れていくマーチニの人差し指と、離される瑠都の中指が、最後まで名残惜しそうに緩やかな熱を分け合っていた。



(やっぱりこんな人と、こんな人たちとは結婚なんて無理かもしれない……)


 瑠都は両手で、自分の桃色のドレスを握り締めた。リメルフィリゼアたちとは、住んでいる次元も、何もかもが違う気がする。


「さて、次ですな。ジーベルグ国魔法研究所第一級魔法員、エルスツナ・マーバーリー。齢二十二」


 ルーガの声に、瑠都はドレスから手を離して前を見た。今まで紹介を受けた三人は軍に所属していたが、目の前の人物は魔法研究所の者。ルーガの部下ということだ。


 白いローブを着たエルスツナは、無表情のままで瑠都に近付いてくる。灰色がかった水色の髪に、ジャグマリアスの深い青とは違う、澄み切った空のような青の目。眼鏡の奥の瞳は、静かに瑠都を映す。


「紹介にあった通りだ」


 短く言ったエルスツナは、瑠都の手を取り魔力を送る。終えると、流れ込んできたリメルテーゼを確かめるように、離したばかりの自身の手を一度ぎゅっと握り締めた。

 そしてすぐにリメルフィリゼアたちが横一列に並ぶ所へ戻っていった。


――もう少し、何か言葉はないものか。


 思いながら溜息をついたのはルーガだった。言葉足らずな部下の態度は危惧した通り。瑠都はそんなことでは機嫌を損ねたりはしないだろうが、かと言って、好印象を与えたわけでもあるまい。


(大丈夫かのう……)


 日頃から目をかけている魔法研究所期待の星に、ルーガはもう一度小さく溜息を吐いた。



「では、次の者前へ。これなりますは――」


「メ、メイス・タルガです!」


 ルーガの言葉を遮ったのは、まだ年若い少年だった。遮ってしまったことにも気が付いていないようで、顔を赤くさせながら、ぎこちなく瑠都から離れた位置に立つ。

 他のリメルフィリゼアたちが瑠都と向き合った所よりも大分と離れたその位置に、瑠都でさえ、ちょっと遠いな、と思ったくらいである。


 瑠都との距離より、他のリメルフィリゼアとの距離のほうが近い。


「もう少し前に出なよ」


 そんなメイスに、マーチニが後ろから小声で助言した。その隣ではフェアニーアが困ったように笑顔を浮かべている。

 メイスは赤い顔のままで、何度も頷くと、やっと手を取れる位置まで近付いてきた。


 フーニャが言っていた学生というのは、このメイスのことだろう。背丈は瑠都よりも十センチほど高いだろうか。黒い髪と茶色の目は、元いた世界でもよく見かけた色彩だった。瑠都はぎこちないメイスの様子に、なんとなく親近感のようなものを感じていた。


「メ、メイス・タルガです」


 メイスはもう一度名乗った。

 けれどすぐにはっとしたように首を横に振ると、視線をさ迷わせた。


「えっと、あの、まだ学生なんですけど」


「……はい」


「ええっとその、本当に光栄と言いますかなんと言いますか。僕の両親も、すごく喜んでいて」


「あ、はい……」


「それからそのー、あ、と、年は十七です」


「同い年、なんですね」


「そ、そうなんです」


 それっきりメイスは黙ってしまったので、瑠都も何も言葉を発せなかった。沈黙が漂う。


「メイス殿、魔力を」


 助け船を出すように、ルーガが促す。


「そうでした……」


 メイスは背筋を伸ばして、やっとのこと瑠都と視線を合わせる。


「い、いいですか」


「お、お願いします」


 五人目に紹介されたメイスと瑠都の初々しいやりとりに、周りで見守っていた兵士たちの緊張感が、解け始めていく。


 許可を取ったのに関わらず、メイスは手を伸ばした姿勢で固まったまま、瑠都に触れようとはしなかった。その空気に耐えかねた瑠都が、自ら手を胸の辺りの高さまで上げる。するとメイスがやっとのことその白い手を取った。


 メイスから瑠都へ、温かく、まだ幼い魔力が。瑠都からメイスへ、同じように温かい、特別な魔力、リメルテーゼが。


「魔力って、温かいんですね」


「そう、ですね」


 緩やかな魔力が、空気が、二人の体を駆けめぐっていく。



「……メイス殿、そろそろ」


 しばらくして、またルーガから声がかかった。メイスは慌てたようにすぐ手を離す。一度深く下げた頭を、勢いよく上げる。


「これから、よろしく、お願いします!」


「こ、こちらこそ、よろしくお願いします」


 最後までぎこちないままで、メイスは離れていった。



「次で最後ですな。ジーベルグ王国軍特殊部隊副隊長、ジュカヒット・ナトリミトロ。齢二十五でございます」


 そう紹介された男は、迷うような素振りもなく颯爽と瑠都の前に立った。瑠都は思わず、息を飲む。


 それほどに、美しい男だった。


 白い肌はきめ細かく、ほんのりと淡く色付いた唇。身に纏う軍服もマントも、真っ直ぐ伸びた腰まである髪も、何もかも見透かしてしまいそうな瞳も、闇夜のような、漆黒。


 六人の中で一番背の高い漆黒が、瑠都を見下ろしている。


 瑠都の唇が薄く、そっと開いた。何か言葉が発せられるわけではない。ただ行き場を失った吐息が、空気に晒されて溶けただけだった。


 差し出すように、ジュカヒットが手を伸ばす。手のひらを向けて止まった手に、瑠都はいつの間にか、自ら手を重ねていた。


 しかし、ジュカヒットから魔力が送られてくることはなかった。疑問に思って、重なる手はそのままに見つめ合う。魔力が送られていないのだから、もちろんリメルテーゼもジュカヒットには届いていないだろう。

 ジュカヒットが感じているのはただ、瑠都の体温だけなのだ。


 漆黒が真っ直ぐに瑠都を射抜く。そしてふと形のいい唇が動いた。


「言葉知らずですので、立派な誓いは申し上げられません」


 静かに紡がれる言葉と同時に、やっと手から魔力が流れ込む。


「私は、ただあなたを――」


 そこでジュカヒットは、いったん口を閉ざした。


「……訪れに、感謝と祝福だけ、申し上げます」


 静かな闇夜は瑠都を見つめたまま、そう言った。





「式の日取りはまた追って連絡があるだろう」


 煌びやかな謁見の間では、玉座のスティリオが立ち上がって、最後の言葉を述べていた。


 瑠都は向かい側に一列に並ぶリメルフィリゼアたちを、今度はしっかりと眺めた。これから共に歩んでいく者たち。家族と、なっていく者たち。その六人の魔力が、今混ざり合い、体を満たしている。


 瑠都が生きていくために必要な魔力。この魔力の持ち主たちの、今までの人生というのは、どんなものだったのだろう。


 嬉しかったこと、悲しかったこと、そして、愛しかった、こと。

 彼らにも、そんな存在がいたかもしれない。今だって、いるかもしれないのに。



(だめ。やめよう、ここでこんなこと考えるの)


 陰りそうになるものを、必死に振り払った。だからこそ、強い眼差しで、前だけ見据えているのだ。

 謁見の間を出るまで、固く結ばれた唇が解かれることはなかった。

 

 

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