第20話 天国に居る悪魔
【天国に居る悪魔】
私は死んだ・・・ここはどこだ
?「ここは天国だ!」
強い口調の声の主は私を一括した
「あぁ・・・天国に来られたのですね!だったらあなたは天使?」
?「悪魔だ!」
???「なぜ悪魔が天国に居るのです?」
悪魔「それは自分の胸に聞いてみるとよい」
「私は生前働いて稼いだお金を貧しい人達に全額寄付をしました」
悪魔「・・・」
「あっ一つだけ・・・過去に女性を暴行した事があります」
悪魔「それみろ過去に女性を暴行して反省すらしていないではないか」
「ではなぜ私は私は天国にいるのです?」
悪魔「それはお前が自らの財産を貧しい人へ全て寄付したからだ
その行いで天国にこられたのだ
しかし女性を暴行した罪に対しては罰が与えられる!
お前はここで100年間強制労働の刑だ!!」
あぁなんてことだ天国に来られたのはいいが悪魔が居るなんて
私は死んだ・・・ここはどこだ?
?「ここは地獄です」
優しい口調の声の主は答えた
「やはり地獄なのですね、ではあなたは悪魔なのですが?」
?「天使です」
???「なぜ天使が地獄にいるのです?」
天使「それは自分の胸に聞いてごらんなさい
「私は生前盗みを働きました。お金持ちの家から金品を・・・」
天使「・・・」
「でもそれは妻の病気の治療費にあてるため仕方なかった」
天使「ほらあなたは妻思いの素敵な旦那さまです」
「ではなぜ私は地獄にいるのですか?」
天使「例え妻の病気治療のためとはいえ盗みを働いた事はいけません
だから地獄にいるのです
でもあなたの為に天国に居るあなたの妻をこの地獄に呼んでいます
ここで二人で幸せに暮らしなさい」
あぁなんて事だ・・・
地獄に来たのに天使が居るなんて・・・
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます