第八話 大犯罪開始

「今日のニュースです。今日、アメリカの国会議事堂で、緊急総会が行われる予定です。この緊急総会はもともと、国連で行われる予定でしたが、国連が爆破させた事をうけ、アメリカの国会議事堂で行われる事となりました。今日の緊急総会では、世界で起きている事件は全て、埼玉県の小川秀太さんがプレイしているゲームが関連しているとみられ、日本からは、武岡総理大臣とゲーム会社社長の児玉孝氏が参加します。まもなく、緊急総会が行われます。では、アメリカの国会議事堂に中継を繋ぎます。佐々岡さん」

僕はこのニュースを山田さんと見ていた。山田さんはこのニュースを見て僕にこう言った。

「おい、いつになったら、アメリカの国会議事堂は爆発するんだ?まさか嘘はついてないだろうな?」

「嘘なんてつきません!」

とは言ったが、アメリカの国会議事堂が爆発する確証はない。でも爆発しない確証もない。でも爆発しないと僕は殺されてしまうかもしれない。そんなことが頭によぎった。そして、緊急総会が始まった。アメリカの大頭領が話をし、日本の武岡総理大臣が話を終えた瞬間、警備員が入ってきた。何を言っているかは分からないが、焦っている。そして、次の瞬間、アメリカの国会議事堂が爆発した。ニュースキャスターは何が起きたか分からず、呆然としていた。すると山田さんが

「やったな‼アメリカの国会議事堂が爆発したぞ、お前の手柄だ‼」

すると、番組が変わり、緊急ニュースが始まった。十分もすると情報が入ってきた。

「情報が入ってきました。各国の首相、大頭領は全員死亡、国会議事堂の関係者や国会議事堂の周辺にいた人にも死傷者が出ています。現地の映像が届きました」

現地の映像が流れた後、ニュース速報が入ってきた。ニュース速報は衝撃的な内容だった。

「ニュース速報です。国際宇宙ステーションが何らかの原因で故障し、落ち始めたとのことです。今、落ち始めたので、いつ、どこに落ちるかは分かりませんが、皆さん、家に入ってください。今すぐ、家に入ってください。身の安全を守ってください」

すると、山田さんが

「これも、お前の手柄か?そうすると、日本の首相官邸に落ちるのか。今日は、地球始まって最悪の日だな」

一時間経つと、落ちる場所が特定できたようだ。やはり、日本の首相官邸だった。

「国際宇宙ステーションは日本の首相官邸周辺に落ちる模様です。まだ、変わるかも知れませんが、首相官邸やその周辺に勤めている方や、居住されている方はすぐに逃げてください。後、十五分後に落ちる模様です」

十五分後

「今、国際宇宙ステーションが首相官邸に落ちてきました。もう衝突しそうです。あー‼衝突してしまった‼首相官邸は大きな音をたてて爆発しました」

このニュースを見ていた僕は改めてぞっとした。このゲームの恐ろしさを改めて体感した。だが、僕はこのゲームを続けるしか選択肢はなかった。山田さんは、ご満悦。という感じだった。翌日

「今日のニュースです。まず、アメリカの国会議事堂爆発事件のニュースです。アメリカの国会議事堂で行われていた、緊急総会に参加した、首相、大頭領など全員が死亡しました。この事件をうけ、アメリカ政府は臨時の会議を行い、日本に宣戦布告。開戦する模様です。次に、首相官邸に落ちた国際宇宙ステーションについては現在、調査中だとの事です。この二つの事件の関連性はあるのでしょうか?真相解明がまたれます」

このニュースを見ていた山田さんは

「宣戦布告されるなら、頑張るしかないな。小川」

「は、はい。」

そして事態はどんどん暗転していくのであった...

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ホラーゲームからはじまる第三次世界大戦 ぺてん師と同等の糞ガキ @japanelephant

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