第七話 拉致

俺は、学校が爆破させた後、家電量販店に行った。何故なら、学校の爆破で、FBIの人間を殺したから。警察は恐らく追ってこないだろう。家電量販店のテレビでニュースを見ていると、学校爆破のニュースが速報で流れてきた。

「ニュース速報です。埼玉県のさいたま市にある、さいたま市立さいたま第一中学校が爆破された模様です。埼玉県警によると、今日午前九時五分頃。さいたま市立さいたま第一中学校がいきなり爆発し、中学校にいた、教師、生徒1000人以上が死亡した模様です。また、この中学校に所属の小川秀太は、アメリカの事件に関わっているとみられ、FBI所属のロナウドJr氏も死亡した模様です。ここで現場から中継です。川田さん」

な、なんで僕の事がバレているんだ。まずい、まずい。警察が僕の事を追ってくるかもしれない。すると、後ろからいきなり肩を叩かれた。僕は後ろを向いた。大きな男が立っていた。

「ひっ‼誰だあなたは!?」

すると、すぐ反応が返ってきた。

「俺は、国際犯罪組織クリミナル日本支部のトップ。山田だ。お前は小川秀太か?」

「は、はい」

はいと言って良かっただろうか。すると

「そうか、小川秀太。お前は警察から追われているだろう」

「たぶん、追われていると思います」

「たぶん、ではないな。絶対追われている。何故ならテレビで報道されているからだ。このままではお前は捕まるぞ」

「僕、捕まりたくないです」

「そうだろう。捕まりたくないならついてこい」

自然と山田さんの後ろをついていった。この人についていけば捕まらないかもしれない。そう思ったから。山田さんについていくと

「この車に乗りなさい」

「はい」

車に乗ると色んな事を聞かれた。アメリカの宇宙人の事件。国連爆破の事件など。全部聞かれた頃には、ある建物の前に着いた。

「詳しい事は、この中で話す」

建物の中に入ると、秘書のような人が二人いた。一人がこう言った。

「あなた様が小川秀太様ですね。ここにお座りください」

椅子に座ると、山田さんが

「俺の名前は山田太郎だ。ここは、国際犯罪組織クリミナル日本支部だ。クリミナルでは、世界を揺るがす大犯罪を行っている。ただ最近、中々大犯罪を行えていない。そこでお前だ。お前がそのゲーム機で犯罪をおこせ。身の安全を引き換えだ。どうだ?悪くないだろう」

僕は、考えた。犯罪を起こすのが楽しいという理由ではやっていない。だから家に帰りたいが、今帰ったら捕まるのがおちだ。今は従うのが最善か。

「はい、分かりました。何をすればいいですか?」

「そのゲームで犯罪をおこせ。ショボイのは駄目だぞ」

「分かりました。でもこのゲームは、起動した時、分かるので、どんな犯罪をおこせか分かりません」

「分かった。とりあえず犯罪をおこせ」

ゲーム機を起動すると宇宙がゲーム機の画面に出てきた。そこに、宇宙人が乗った宇宙船が出てきて国際宇宙ステーションを撃ち落とし、国際宇宙ステーションは日本の首相官邸に落ちて爆発。そこで終了した。それを見ていた山田さんは

「そうだ、そうだ。そういう犯罪をおこせ」

僕はここで、まだ、アメリカの国会議事堂が爆発してない事を思い出した。山田さんに言うと

「そのうち、爆発するだろう。気にするな。今日は飯食って寝ろ」

僕への対応は凄かった。食べ物などは素晴らしかった。三日後。アメリカの国会議事堂と、日本の首相官邸。この二ヶ所で大事件が起きたのであった...

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