第六話 動乱

僕は、学校に行った。朝のニュースを見たあとだ。学校に着くと、同じクラスで親友の佐藤祐輔が話しかけてきた。

「おい、お前朝のニュース。どういうことだよ?」

僕は何もいえず、急いでクラスに行った。

「おい、秀太。なんかいえよ!秀太どういうことなんだよ‼」

クラスに入ると、友達の野田や、山川が話しかけてきた。

「小川、朝のニュースどういうことだよ?お前、あれ本当かよ?」

僕がクラスに入ってきたのに気づいたのか、クラスの男女が全員近寄ってきた。他のクラスの佐藤や、本田もきていてごった返していた。

「おい、秀太。まじで、朝のニュースどういうことだよ‼なんかいえよ‼」

「小川、あれまじでやったのか?嘘だって言ってくれよ。」

「小川君。どういう事あれ?嘘よね、小川君?」

「小川、あれまじでやったのか。アメリカの国連爆破させたのお前か?まじでやったなら、すげえよ。尊敬するぜ」

「馬鹿野郎!国連爆破させたって事は、犯罪だぞ!小川はFBIに捕まるかも知れないんだぞ!」

「お前、日本の法律知らねえのかよ。14歳以下は、法律上捕まらないんだぞ!少年院にいくかもしんねえけど」

「刑務所も少年院も一緒だ、馬鹿」

そんな。僕は捕まりたくない。刑務所にも、少年院にも、FBIにも。そこに、担任の加藤先生が入ってきた。

「おい、小川。話がある。生徒指導室に来なさい」

僕はその時、絶対捕まる。と思った。生徒指導室の中に入ると、担任の先生、生徒指導担当の原岡先生、そしてしらない大柄な外国人。そして、恐らく通訳の人がいた。原岡先生が

「分かってるな。小川。お前は捕まるんだ」

「捕まる」その一言でここを逃げ出したくなった。

「この方は、FBIのロナウドJr署長だ。小川は日本の警視庁で取り調べをうけた後、FBIにいくんだ。分かったな?」

その瞬間僕は逃げていた。反射的に。加藤先生、原岡先生、ロナウドJr署長は僕を止めようとしたが、追いつけなかった。僕は、家に帰って、ゲーム機と充電器を持って、近くの山に逃げた。僕は急いでゲーム機を起動させた。そうすると、第一ステージと第二ステージがあり、第一ステージは、アメリカの国会議事堂を、第二ステージでは学校を爆破させた。もう完全に僕は犯罪者になった。

学校では、

「どうします?ロナウドJr署長?」

「どうするも何も、捜索するべきです。今の小川秀太君は何をしでかすか分かりません」

ロナウドJr署長が通訳をとうして話した。すると、学校の公務員が

「大変です。不審者が入ってきました‼」

「次から次へと、不幸が続きますね」

次の瞬間学校が爆発した。轟音とともに。

この様子を見ていた僕は、悪役のように笑っていたいたのであった...

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