第9話 絶望と後悔③

「なっ、なんだよはなすわけないだろ

もういいわ、そいつを殺せ」

「おい!花、まい、なんでそいつに従っているんだよ」


クソクソクソ体が動かない


「いや〜だって〜王さまからこんなにお金もらっちゃたし、国民もみんなあんたの事嫌いだし〜」

「なんで今まで気づかなかったのか不思議です。」


そう言い、まいはメアに剣を向ける


「なぁ、やめてくれよメアまで失ったら

なる。頼むからやめてください。」

「ははは、大丈夫だすぐにお前も送ってやるからよ」


どうやっても体が動かない

動け動け動け

バチっと大きな音がしたあと俺の左手が千切れた


「無駄だよ、拘束が解けるわけないだろ」

「ぐっ…うっ……おい!!やめっ……」


グサッ

メアが刺された。心臓を剣が貫いていた

次の瞬間俺は何にも考えられなくなった。

ただただこいつらの仲間になったことを後悔していた


「メアぁぁぁぁぁぉぁぁぁぁぁぁ!!!」

「ユウヤ!拘束武器にヒビが……」

「もっと楽しむつもりだったがもういいか」


グサッと俺も刺された心臓をひとつき

だけれど不思議と痛みは感じられなかった。


「殺す…おま……えら…国も滅ぼして……や……」

「やれるものならやってみろ!お前ら崖から落とせ」

「メアに触れるな、」

「はっ、お前の大事なメアちゃんはここだよ〜ほ〜らよッ」


こいつは、メアの顔を踏みつけ崖から落とした


「メアっ!おまえ……ら、くそっ」


俺は、意識が途切れそうな中メアのところに行こうと崖を落ちていった。

 


称号 『神々の代行者』によりスキル取得しました。また生命力の低下を確認、回復と生命力を補給しました。

さらに近くに生命体が確認されました。

仲間として回復を試みるが失敗、生命力を高め必要とされるスキルを譲渡、15分の生存を可能にしました。


それは、レベルアップのように俺の頭の中に響いた。

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