第7話 絶望と後悔①
俺たちが仲間になってから2年が過ぎていた
「キャーーーーアルキス様ぁぁぁ」
あっかわいい子に手を振られた。うへっ
うへへへ
「私というものがありながらなにニヤニヤしてるんですか」
「おわぁ!メア抱きつくなよ」
「ははは、相変わらずアルキスは人気だね」
2年間俺たち5人は、いろんな依頼を受け続け
最強のSランク冒険者となりいろいろと活躍している
「いやぁー最初からここまで出来るとは思わなかったよ」
「最初アルキスなにも連携出来なかったもんね」
ニヤニヤしながら2年前のことを言っているのは佐々木サキこいつは何故か俺をいじってくる
「あのーもう少しで遅れちゃうです」
俺たちは、今日の依頼でパーティーを解散つもりだ
俺とメア以外が勇者だと分かりこの国の王が3人を招集したからだ
「じゃ行くか!」
あぁー2年前が懐かしい…もっと3人と冒険したかったなぁ
「なぁ、解散したあとメアとアルキスは何をするんだ」
「あぁ今まで貯めたお金で一緒に暮らそうと思ってる」
これは、メアと話し合い決めた事だ俺も王から招集をかけられたがメアのいない生活は考えられなくなっていた
「ラブラブだね〜〜」
「ふふふついにアルキス、私のことを好きっていつてくれたかぁ」
「言ってない」
そう、俺はまだメアに自分の気持ちを話していないこの依頼が終わった言うつもりだ
最後の依頼は難しくないただ崖に危険と看板を立てるだけ
「さあ着いたよ」
「ユウヤちょっと時間もらっていい?メアちょっと来てくれる?」
「あっ、おい!」
何故かこのとき俺はメアを行かせてはいけない気がした
「いいじゃないかアルキス、女性同士最後につもる話でもあるんじゃないか?」
「あっ、あぁ」
俺は森に入っていくメアを心配しながらあることに気づいた
「なぁなんで剣なんて持ってきたんだ?」
「あぁ最後だからね、アルキスにプレゼントしようと思ってね」
なるほどだからいつも見たことない剣だったのか、なんかよくないことを考えてるのかと思った俺が恥ずかしい
「あぁ………ありがとう…な」
俺は2年間のことを思い出し涙が堪えられなくなってきた
「はい、武器に血を垂らして」
この国のほとんどの武器は血を垂らして契約する
「そうだな、これが新しい武器かなんだか冒険したくなっちゃうなぁ」
「ははっ、ははははははははは」
「おい、どうし……うっ痛ってぇ」
武器に血を垂らしたとき俺の体が動かなくなる
「おい、この国に拘束武器があるのを知らなかったのか?」
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