第6話 仲間

「おいおいおい、なぜ俺たちは狼さんに囲まれているんだ」

「アルキスが力を試すって言って突っ込んだからじゃないですか!巻き込まないでよー」


俺たちは、スラミア王国の東にある森の奥で

狼30匹に囲まれていた。


「だって、最初は7匹に見えたし、隠れてた狼が悪い、うんうん、狼が悪い」

「この状況どうするんですか」


どうしよう俺だけならなんとかなるが……

ん?俺だけならなんとかなる?


「そっか……お前ピンチだな…」

「見捨てないで下さいよぉぉぉぉ」

「力を貸しますか?」


ん?森の中から声が聞こえる………力?できれば貸して欲しいがあやしいな

まぁ、死んでしまっては意味ないので助けてもらおう


「あぁ頼む右の方をお願いしたい」


そう言うと1人の男と2人の女出てきて1匹,2匹と倒していく

はぁーやっと終わったぁぁ

俺たちは30匹の狼を倒し狼の処理をしていた


「なぁ、これから俺たちは、ご飯にするけど君たちは、どうかな?」


ご飯?めっちゃあやしいじゃん。ここは、丁寧に断らせてもらおう


「すみま…

「ご飯ですか!やったぁ!行きます!!」


やりやがったよこいつ。こうなったらご飯を食べて早く帰ろう

そんなことから俺たち5人は、ギルドの食堂?に来ていた


「さっきは助けてくれてありがとな」


一応お礼は言っておく


「ははは、結構余裕そうに見えたけどね」


ならなんで助けたんだよ…やっぱりなんか目的があるんじゃ……はやく帰ろ


「じゃ行くなありがとう」


おい!黒崎、おい!なんで動かないんだよ…置いていくぞ…もういいや出よう


「待ってくれ!」

「おい、なんで女性2人が俺の腕を拘束してるんだ?」


俺がメアを置いて出ようとすると、男の仲間の女性に腕をホールドされた………なんか柔らかい感覚が…


「ははは、喜ばしいことじゃないか」


喜ばしくねーよ。イラつくなこいつ


「まぁまずは聞いてくれ、俺は、花咲裕也はなさきゆうや一応剣士だ」

「私は、佐々木花ささきはな格闘術が得意だよ!よろしく!」

「私は、伊藤まいです。…魔法術士です……恥ずかしいぃぃ」


なんかこいつらメアに似てるな髪が黒いし

まぁメアも知らない人みたいだしいっか


「ここからは真面目な話、俺たちの仲間にならないか?」


仲間、仲間かぁ2人だけだと遠くに行けないから欲しいと思ってたんだけどなぁ

しかもかわいい子2人とやさ男どうしよう

メアは………お酒くさこいつお酒飲みやがったな


「ダメ……ですか?」

「いいですよ、お嬢さん」


おっとかっこつけて言ってしまった

メアに聞かずに決めるのはダメなんだが

寝てるこいつが悪い……宿まで運ぶの俺なんだぞ


「ありがとうございます。よろしくお願いします。」

「あぁよろしく」

 

そうして俺たちは3人の仲間となった

後からそれを死ぬほど後悔するとも知らずに

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