チップのデーモン

・容姿


直径4cmほどのコイン状の形をしています。材質は金属ですがほんのりと温かいです。

片面に目玉が、反対側には牙の生えた口が描かれており、平面ながら本物のように動きます。

それが複数枚、本人曰く三億枚以上存在してます。

本来なら一体の悪魔なのですが、人には言えない契約のため、細かく分散されてこの姿となっています。


・性格


一枚一枚性格が異なります。一人称も性別も、テンションもバラバラです。

ただ元が単一だったこともあり、それぞれ知識や感覚を共有していて知能は高いです。使い方次第で無線機のような運用が可能ですが迷宮で発揮させることはありません。

また一枚ごとに自我が存在しているため、それぞれに死の概念があり、死にたくないと思っています。

今回の迷宮に関しては挑戦者が成功しようが失敗しようが特に損得はありません。ただ二択迷宮をスムーズに終わらせることがノルマであって、それ以上でも以下でもないです。ただ、わざと失敗させるよりも成功させた方が後々で色々言われないため、比較的協力的ではあります。


・概要


今回の迷宮についての案内役です。

最初の『入口』の部屋にて迷宮の挑戦者一人に対して一枚が与えられます。迷宮から持ち出そうとすると自動的に転送され、中へと戻ってしまいます。

それ以外はただのコイン、チップでしかありません。


・能力


迷宮の悪魔全体に言えることですが、嘘をつくことができません。ただ拒否権や黙秘権は有しているため、質問に答えない場合もあります。また意図的に特定の情報を隠すこともできます。

知能はかなり高めで、辞書に載っている事柄程度ならなんでも知っています。またこの迷宮についても、ほぼなんでも知っています。

ですが、必要以上の情報を言うことは契約に反すると教えてはくれません。

表裏の重量が同じなため、コイントスすれば50%50%になります。

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