第5話 夏休み前④

「忘れはしない、昨年の夏、私と君とで世界の真理を追求した情熱の日々を…!」



思いを馳せているのか、平たい胸に手を当て、うっとりと瞳を閉じる先輩。


周囲から不穏な空気が漂っている。

間違いなく誤解が悪化している。


「今年も存分に!!我々のリビドーを昇華させようではないか!」


これは自分だけでは歯止めが効かない、、、


明屋の困った気配を感じ取り海士がフォローに入る。



「ははは、、満艦飾先輩は明屋を遊びに誘いに来たんですね?

 でも先輩も三年だし、職能考査とか大丈夫なんですか?」



幼馴染み万歳、先輩が現実へ戻ってくる。




……が

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