昭和96年水無月30日 能々勲章を消すノマ猫の日

 フランス軍の援軍が遅れ野営地が焦土化してしまった赤ヘル共和国軍。

 士気は下がる一方、佐々岡大統領の求心力も低迷する。

 そんなか、士気を回復するため、制御不能将軍アレン大佐が出陣するが大読売帝国の指揮官もある意味制御不能男かつ酔拳の使い手山口である。

 制御不能男が会するこの戦場、果たして…。

 序盤より、戦場は守護合戦であった。

 酔拳の使い手山口が見事な守護を見せればお返しとばかりにアレン大佐も見事な守護を見せる。

 そんな中、酔拳の使い手山口はかつて中日民国で見せた能々勲章を得んする勢いであった。

 迫り来る赤ヘル共をちぎっては投げ、ちぎっては投げ、気づけば8の刻まで来た。

 そんな、酔拳の使い手山口に待ったをかける者がいた。

 赤き流星拳の使い手ノマ猫の号砲により能々勲章は露と消え、赤ヘル共和国に白星勲章の好機がやって来たのである。

 制御不能将軍アレン大佐はと言うと8の刻の途中まで守護を務め鳥貴族で一杯やる余裕があった。

 9の刻、硫黄島より栗林中将を召喚、岡本幕僚長、坂本少佐、梶谷構成員をちぎっては投げ水無月の最終日を白星勲章で終えたのであった。

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